米国大統領は、2020年に行われる。
2020年2月3日には、大統領予備選がアイオワではじまる。
正直弾劾裁判などしている暇はないはずである。
今回の日本のニュースに出てこないニュースでは、
【2020年米国大統領選レポート】その5 2020年がはじまった。トランプに対抗できる民主党候補はいるのか? 左傾化する民主党
と題して、2020年1月現在の民主党候補について考えてみよう。
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目次
スケジュール
2020年のスケジュールを確認してみよう
2020年
2月〜6月:大統領候補予備選挙
7月13日〜16日:民主党全国大会
8月24日〜27日:共和党全国大会
7月〜11月:大統領候補者選挙戦
11月3日 :一般有権者による投票および開票
12月14日:選挙人による投票
2021年
1月6日:大統領および副大統領当選者が正式決定
1月20日:大統領就任式
あと一ヶ月程度で予備選挙がはじまります。
という状況なのに民主党が仕掛けたトランプ大統領の弾劾裁判の日程が決まらない。
弾劾裁判
1月になったのに弾劾裁判の日程が決まらない。
ウクライナ疑惑でトランプ米大統領が弾劾訴追され、舞台は下院から弾劾裁判が開かれる上院に移る。当初は来年1月から弾劾裁判が始まるとみられていたが、裁判の進行をめぐって与党・共和党と野党・民主党との対立が激化し、日程のめどが立たない状況だ。先行きの見えない弾劾裁判が、来年の大統領選に影を落とす可能性も出てきている。
(ワシントン 住井亨介)
産経新聞より
弾劾裁判の話は、前回のブログで詳しく書いたのですが
「トランプ大統領を有罪にすることはできない」
問題は、弾劾裁判の間、民主党候補は、政治活動をしてもあまり注目されないことになる。
そんなことをしている時間は、もうない。
民主党候補
2020年段階で民主党候補は、4人と1人に絞られてきている。
4人というのは、昨年から立候補している
ウォーレン、バイデン、サンダース、ブティジェッジ
である。
バイデンのウクライナ疑惑、サンダースの心臓発作による健康問題による離脱でブティジェッジが浮上してきた。
ブティジェッジについては、以前取り上げたのでそちらを見てほしい
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【2020年米国大統領選レポート】その3 年寄りと社会主義に偏った民主党予備選挙 超新生 ピート・ブティジェッジ候補(Pete Buttigieg)は、意外性が武器
ドナルド・トランプ大統領が、正式に次期大統領に立候補 これで正式に2期目を目指すことになった。 このニュースと共にNHKは、対抗する民主党の候補を紹介するニュースを流し始めました。 そこで注目されたの ...
ブログに取り上げた時点では、候補として目立つ程度だったが、ここにきて急に支持率が上がっている。
1人というのは、昨年の暮にマイケル・ブルームバーグ氏の立候補により混迷となりそうである。
全米で6番目の資産家である彼は、3週間で1億2000万ドルをテレビとウェブの広告に費やした。この金額だけで、他の(ビリオネアでない)候補者たちがこの1年の間に使った広告費総額の2倍にあたる。
WIREDより
民主党候補は、ディベートを繰り返し候補が絞られてきた。
一方、金持ちのマイケル・ブルームバーグ氏は、広告と知名度だけで支持を集め始めている。
ディベートってなんだったの?
民主党の戦略が不透明になってきた。
でも、トランプだっていきなり登場してきて大統領になったわけですから、まだ、勝負はついていないと考えられる。
左傾化する民主党
予備選の間は中立の立ち場をとると言っていたオバマだが、11月に入って彼は、今の民主党は急進左翼化し過ぎであり、それでは本選では勝てないと発言するようになった。
WIREDより
民主党候補にとって予備選挙を勝ち抜くことが最重要である。
そのためにディベートが、7回行われてきた。
相手の政策を攻撃するための政策論争が激しくなり過ぎたためであろうか?
左傾化を嫌う米国でこの傾向は、あまりこのましくない。
オバマは、そこを言っているのです。
対して中道的な立場で登場してきたのが、マイケル・ブルームバーグ
彼が、一気に他の候補者を追い抜く可能性も十分感挙げられる。
1対5
世論調査では、トランプ大統領の支持率は下がってきているという
では、民主党候補の一人ひとりと比べると
現時点で トランプに勝てない
はっきり言って束になってかかってこないことには、民主党候補は負けることを意味している。
でも思い出してほしい、前回の大統領選挙でトランプが勝つと予想できたひとが少なかったということを
土壇場までわからないのが米国大統領選挙だと思われる。
押し詰まったスケジュール
弾劾裁判の日程を引き伸ばしているのは、トランプ陣営の作戦かもしれません。
勝てる弾劾裁判に注目させることで民主党候補への興味をなくさせる手段かもしれない。
12月中盤以降、民主党の候補者については、支持率では、バイデン、サンダースがツートップ、その後にウォーレンとブティジェッジが続く感じに落ち着いてきた。その後に続くはずだったハリスがすでにドロップアウトしてしまったため、トップティアはこの4人で確定した感がある。そのトップティアを急追しているのがブルームバーグという構図だ。
WIRED
まとめ
2月3日のアイオワ党員集会の前に弾劾裁判
トランプ大統領による施政方針演説である一般教書演説(The State of the Union)が連邦議会議場で実施される。
11月3日 の一般有権者による投票および開票にむけて米国がもっとも加熱する1年間がはじまりました。
当ブログでは、随時報告をする予定です。
次回をお楽しみに
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