先日、ハワイでの山火事が起きた後に
「火事の原因はレーザー光線」
なんて 写真がXに掲載されていた。
まさか、信じた人いませんよね
今回の心の処方箋は、
陰謀論に取り込まれないための予防接種
と題して、ネットで広がる陰謀論について語ってみよう
みんな インチキに騙されて恥をかかないようにというお話です。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
中高年世代がハマる陰謀論
コロナ禍にあった約3年間 多くの人は、ネットばかりみていました。
若い層の子たちは、小さいうちからスマートフォンを手にして ネットの世界を体験していたのである程度の免疫ができています。
しかし、中高年の皆様は、普段、仕事でパソコンを使っていても お仕事以外で検索したり、動画を見たりなんて あまりしていませんでした。
ところが、コロナ禍という 嫌でも引きこもりの状態になってしまったとき、これまで仕事の道具でしかなかったネットを暇つぶしのため見始めた人が多いと思われます。
そこで何をみたか?
今まで目の前の池で釣りをしていた人が、いきなり 太平洋のど真ん中に船で連れて行かれて釣りをはじめたような体験をしてしまいました。
見たこともないような魚(情報)が満ちあふれ 次々と大物(フェイクニュース)を釣り上げてしまったわけです。
若いうちからネットにハマっていた人ならば「肌感覚でフェイク」とわかるわけですが、初心者マークで大海に出てしまった中高年層は、釣りを楽しむようで釣られてしまったことに気がついていないわけです。
ネット処女と童貞
ネットの大海に出てしまった中高年層は、Googleという「ねんでも調べてくれる便利屋さん」を見つけます。
正確には、仕事以外で 検索を始めました。
はじめて 目にする不思議な言葉
例えば
「フラットアース」(地球平面説)
「ケムトレイル」(飛行機雲を航空機から散布された有害物質だと信じる陰謀論)
などを検索し始めます。
すると 後から後から出てくる フェイクニュースの数々
ジョークで作成したにしろ、何か意図をもって作成したにしろ
「真実っぽく見えてしまうフェイクニュースの数々」
ネット童貞のおじさん、ネット処女のおばさんにとって その動画や写真は
「ネットで載っているのだから本物だ」
「ニュースっぽい動画だ」
と認識してしまいます。
しかも検索によって出てきた情報は、それらがフェイクにもかかわらず 複数の媒体で紹介されるということで真実性が増してしまし
「自分に都合のいい情報しか信じられなくなる」
という罠に陥ります。
これを「確証性バイアス」と言います。
こうなると、さらに深みにはまります。
見たいものしか出てこない
先のフェイクニュースを検索し始めると Googleさんは、キーワードに関連した情報をこれでもかと提示してきます。
そうなると
知りたい情報の関連ページが偏って出てくるわけで
今まで新聞やテレビなど 一方的に 与えられた情報しか出てこないメディアに慣れていた人は
「見たいものしか出てこない」という罠につかまります。
こうなると 依存症にような症状になってしまいます。
例えば「ケムトレイル」にしても 「フェイクだ」というニュースは頭に残らない状態になりやすいわけです。
テレビのニュースや新聞のニュースは、
「マスメディア等の情報を鵜呑みにしてはいけない」
「自分の頭で考えることが大事」
「自分で調べて真実に 辿たど り着いた」
「何かを隠している」※否定はしませんが
と思い込み さらに深みにはまって行く
こうなるとヤバい 中毒性のあるものですから始末に負えない。
見たくない情報に目を向ける努力を
ハマってしまった中高年の人を現実社会に引き戻すのは難しい
自分の判断力を過信しないこと
意識的に自分の価値観と異なる意見や情報に触れること
いつでも後戻りする余地を残すこと
この3つに気づかせなければ 引き戻すことはできない。
否定してはいけない
陰謀論は、
「真実は隠されている」という思い込みですかっら
否定されることでかえって深みにはまっていきます。
また、馬鹿にすることも 同様に深みにはまって行くので行わない方が良い
根気よく 話をするしかなく
処方箋 話し合いと専門家、心理学者やカウンセラー
ハマってしまった中高年の人を現実社会に引き戻すのは難しい
例えば 自分の母親が陰謀論にハマってしまった場合
AIに聞いてみました。
- 感情的な支えを示す: まず、母親がどのような陰謀論にハマっているのかを理解しましょう。彼女の信念や感情を尊重し、理解を示すことが重要です。対話の中で批判するのではなく、彼女がなぜその信念に傾いているのかを理解しようとする姿勢が大切です。
- オープンな対話を持つ: カジュアルな雰囲気で、陰謀論に関する話題を取り上げることができます。彼女の立場や信じていることを聞いてみて、どのようにしてその信念が芽生えたのかを理解しましょう。対話の中で、他の視点や情報を提供する際は、彼女の感情に配慮しながら行うよう心掛けてください。
- 共有する情報を選ぶ: 正確な情報源からの情報を共有することが大切です。信頼性のある専門家や機関の意見やデータを提供し、客観的な事実を示すことで、陰謀論に基づく主張との対比を明確にすることができます。
- ゆっくりとしたアプローチを取る: 母親の信念を変えることは一度では難しいかもしれません。焦らず、ゆっくりとしたペースで情報を提供し、彼女自身が疑問を抱き、自分で情報を吟味する機会を与えることが重要です。
- 専門家の支援を求める: もしも陰謀論の信念が深刻な問題となっている場合、心理学者やカウンセラーなどの専門家の支援を考えることも一つの方法です。専門家は適切なアプローチやコミュニケーション戦略を提供してくれるかもしれません。
話し合いを根気強くするしかなさそうです。
後は、専門家 心理学者やカウンセラーに助けを求めることが最善だと思われます。
母親との関係や彼女の個人的な背景に応じて、最適な方法を見つけることが大切です。時間をかけて、愛情と尊重をもってアプローチすることで、変化が起こる可能性があります。