今日の処方箋
世の中は食うてかせいで寝て起きてさてその後は死ぬるばかりぞ
一休宗純
兄が他界して49日も過ぎないのに身内で不幸がありました。
兄は、自分より10歳年上 享年 70歳 今の日本で言えばかなり若い
死因は、まだ確認できていませんが、このブログがアップされるころ30年ぶりに故郷に向かっている予定です。
10月2日 実母の訃報が届きました。
さすがに心がざわついてます。
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一休
「一休」で検索すると 一休.com が出てくる時代ですが、中世日本において仏教界に傑出すべき人物が世に出ました。
一休宗純 ご存じ 一休さんです。
一休宗純(いっきゅうそうじゅん)は、室町時代の臨済宗大徳寺派の僧、詩人。説話のモデルとしても知られる。
- 印可の証明書や由来ある文書を火中に投じた。
- 男色はもとより、仏教の菩薩戒で禁じられていた飲酒・肉食や女犯を行い、盲目の女性である森侍者(森女)という妻や岐翁紹禎という実子の弟子がいた。
- 木製の刀身の朱鞘の大太刀を差すなど、風変わりな格好をして街を歩きまわった。これは「鞘に納めていれば豪壮に見えるが、抜いてみれば木刀でしかない」ということで、外面を飾ることにしか興味のない当時の世相を風刺したものであったとされる。
- 親交のあった本願寺門主蓮如の留守中に居室に上がり込み、蓮如の持念仏の阿弥陀如来像を枕に昼寝をした。その時に帰宅した蓮如は「俺の商売道具に何をする」と言って、二人で大笑いしたという。
- 正月に杖の頭にドクロをしつらえ、「ご用心、ご用心」と叫びながら練り歩いた。
もうやることなすこと 破戒僧と呼ばれて避難を浴びましたが、当時の仏教界は、混乱と権力と欲に塗れていたと言われていて それらに強烈な皮肉を発していたと想像できます。
アニメや絵本の一休さんには、そのまま出せなさそうですね。
人は皆死ぬ
一休宗純の言葉は、すごく当たり前のことをストレートに言っているわけで、細かいことなんてどうでもいいんだよ と戦乱と混乱の中での生き方を示していると思われます。
今の時代も複雑化しているとはいえ、
「世の中は食うてかせいで寝て起きてさてその後は死ぬるばかりぞ」
それ以上でもそれ以下でもない 理屈をいくら重ねても この言葉には誰も勝てない。
そう考えると 生きることは苦しいとか 死んだら楽になる なんて 考えるのはバカバカしい気持ちになりませんか?
今日の処方薬のお時間です
今日の処方薬ですが、この2つを取り上げます。
一休さんの言葉をかみしめてください。
NHKってときどき 面白いことをやるんだよね
民法では、このような ことって絶対にできないし、制作費もないし、視聴者を馬鹿にしているから やらない
では、今回の「60歳からはじめる心の処方箋」はここまでにします。
身内の死のことで イレギュラー掲載となりました。
立て続けに肉親の死で心が落ち込んでます。
自分こそ心の処方箋が必要なのだと痛感しています。