What is hell? I maintain that it is the suffering of being unable to love.
地獄とは何か、それはもはや愛せないという苦しみだ。Fyodor Dostoyevsky
ドストエフスキー
60歳を越えたのに 愛がどうとか?
「いい年してとか バカじゃない・・・」
ご同輩、ごもっともです。
でも「愛する」という言葉にはもう一つ意味があるのです。
そう 性愛です。
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目次
ドストエフスキー
名前を知っている人 多いと思います。
でも彼の著作を読んだ人って 意外と少ないのではないでしょうか?
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー[* 1](ロシア語: Фёдор Миха́йлович Достое́вский [ˈfʲɵdər mʲɪˈxajləvʲɪtɕ dəstɐˈjɛfskʲɪj] ( 音声ファイル)、
1821年11月11日〔ユリウス暦10月30日〕 - 1881年2月9日〔ユリウス暦1月28日〕)ロシア帝国の小説家・思想家である。代表作は『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』など。レフ・トルストイ、イワン・ツルゲーネフと並び、19世紀後半のロシア小説を代表する文豪である。
ドストエフスキーの著作は、世界中で読まれ、アレクサンドル・ソルジェニーツィンやアントン・チェーホフ、フリードリヒ・ニーチェ、ジャン=ポール・サルトルなどの多くの作家に影響を与えた。ドストエフスキーの著書は170以上の言語に翻訳されている。
その著作は、「現代の預言書」とも言われており[2]、後に国家社会主義の基礎となった[3]。
名前は知っているけれど 作品を読んだことのない ならば このブログにいらっしゃったことをきっかけに読んでみてください。
オススメは、
『カラマーゾフの兄弟』
もう、ドロッドロッの家族小説です。
家族、特に兄弟姉妹が、憎しみ合うというのは、現実世界でもよくあることです。
事実、自分も12歳年上の姉と10歳年上の兄とは、30年近く会っていない。
まぁ それはともかく 金と女性を争いいがみ合う。
父親が長男と女性を巡って争うなど 生々しい反面、宗教について語ったり、まじでこんなことよく考えるな
さすが文豪
はっきり言って 20歳や30歳ぐらいの経験では理解できない部分が多いけど60歳を越えるような世代だと経験上理解できるでしょう。
愛せないという苦しみ
文学や映画とかフィクションな恋愛モノによくある美辞麗句なセリフや物語など
「所詮 ファンタジー つくりものです」
なぜなら 現実離れしているから 人を惹きつけるのです。
人は都合よく 人を愛せる なんてことは、めったにありません。
お叱りを受けるかも知れないけど「お金」「権力」「性欲」のような「欲望」に支配される凡人の私達に「人を愛せる」なんて あるのでしょうか?
もちろん 「俺は、私は 違う」というご批判はあると思いますが、そのような幸運に恵まれた人は、本当にごく一部なんです。
だからといって 「人を愛する」という気持ちを失ったら、男も女もなくなってしまいます。
だから、性愛というものは人間にとって重要なものと思うんだよね
アダルトビデオの購入者の多くが高齢者というのも老化に対する本能的な抗いだと思います。
いつまでも 男と女を忘れない
人は、死ぬまで いろいろな欲望に悩まされるものです。
ただ 一つ 性欲だけは、年齢よる衰えにより失われてゆく欲望です。
しかし、これを失うと 転げ落ちるように 老人化します。
自分の周りでも驚くほど老人化してしまった人がいます。
おそらく、男、女を止めてしまったのだと推測されます。
性に対する興味、欲望を失わないように 異性に対して興味を持ち続けることが重要です。
と言って犯罪を起こすのは? 絶対ダメですよ
お叱り覚悟で書きますが
「人を愛する」には、生き物としての性的な欲望が根源的なエネルギーと個人的には感じています。
今日の処方薬のお時間です
今日の処方薬ですが、この2つを取り上げます。
墨東綺譚
作家、永井荷風の自伝的とも思える小説で映画にもなっています。
人が老いる中で性と愛に翻弄された世界を描いています。
性の衰えで小説が書けなくなる永井荷風が最後に出会う女性との物語です。
映画版も津川雅彦と墨田ユキ主演で作られているのでこちらを見るのも面白いでしょう。
Amazonプライム・ビデオ
愛のコリーダ
いろいろと問題になった作品です。
この作品をみて ポルノなのか? それとも愛の究極の表現なのか?
はっきり言って 見た人におまかせするしかない
という ある意味 見ている人を 突き放した作品ですが、
これを見て何も感じなくなったら、危険水域に入っていると思ってください。
Netflix、で視聴できます。
カラマーゾフの兄弟
人生経験を重ねてきたからこそ 今読みたい小説です。
では、今回の「心の処方箋」はここまでにします。
次回は、のテーマは、まだ未定 では、お楽しみに