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インドからミルクティ

【インドからミルクティ】 34杯目 象に乗ってアンベール城を下る

2020-09-24

「アンベール城」観光は、さらに続きます。

インド人は、猫を飼わない

「アンベール城」観光は、さらに続きます。
再びもとの広場に戻り、別の通路を行きます。

「猫だ!」

野良犬や野良牛、野良孔雀は、たくさん見ましたが、野良猫を見るのはこれがはじめてです。

「インドには猫がいないんですか?」

などという質問を、ラジャーン氏にしなくてよかった。
と思っていたら

「インドでは、あまり猫を飼う習慣がないのです」

とラジャーンさん
そして、また建物の中に入る。

「あのステンドグラスは、ベルギーから輸入したものです」

茶色ばかりの壁で、一際映えるステンドグラス。

「ベルギーでも、あれと同じ物は現存しないのです」

ラジャーン氏は少し誇らしげに説明する。
なるほど、大きさはヨーロッパの教会などにあるものより小さいが、その色は我々の
目に焼き付いて離れません。もっとも、茶色や黄色、灰色が続く城内で、ステンドグ
ラスが一際輝いてみえるのはあたりまえですが.....

次に我々のツアーは、暗い部屋に入りました。

「ここはマハラジャと奥様の休憩所です」

大きさが畳6畳ほどの広さの部屋は、入り口を閉めると真っ暗です。
と、ここに怪しいインド人がろうそくを持って登場!!!

「彼がろうそくで照らしますので、天井を見てください」

ラジャーン氏の説明で天井を見つめていると、ろうそくのインド人が火を点します。

屋に閉じ込められた私たちの前で、蝋燭をもったインド人は、蝋燭を上下
に動かします。すると真っ暗な天井に、宝石箱をちりばめたような星が降り始めました。
一同、声にならない「ため息」をつく。
「昔は、目の見えない人にろうそくを持たせ、マハラジャと女性たちがここで過ごし
ました。」ラジャーン氏の説明。ちょっとしたラ○ホ○ルである。
外にでると今度は、一面銀色をした壁が続きます。この壁は‘しっくい’に、なんと
小さな鏡が埋め込んであるのでした。

像に乗ってアンベール城を下る

 

さて、観光も終わり、いよいよ象に乗ることになりました。
象乗り場は、象の身長ぐらいの台の上にあるので、階段を上ります。ちょうど2階のベランダ辺りの高さの場所です。
1頭の象に背中合わせで4人乗ります。


この乗り方がなかなかスリリングで、まず2人が象の上の台の上に座ります。
ここで、象がぐるっと一周し、反対側を向いて象乗り場に寄せ、残りの2人を乗せます。
私は、ここで写真を撮ってもらおうとカメラを渡したのですが、いきなり象が動いたため、危うくカメラを取り落としそうになりました。

「たっ高い!!」

足はブランと象のお腹に垂らしてあるので、踏ん張れません。

「ゆっゆれる!!」

そうです。かなり揺れます。

「ラクダより恐い!!」

象は時々「ぶしゅ」と鼻から鼻水を噴き出します。

一番始めに乗ったのに、なぜか我々の後からお客を乗せた象が先に行きます。
下から登ってきた象に乗っている欧米人と、すれ違い様に写真を撮ろうとしたが、不覚にも私には写真を撮れる状態ではなかった。
落ちないようにするだけでそんな余裕がなかった。

そんな我々をあざ笑うかのように欧米人達は、片手にしたSONY製ビデオカメラでこちらを撮っている。

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はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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