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インドからミルクティ

【インドからミルクティ】 35杯目 像使いは、両替屋

2020-09-25

象は、のんびりと坂道を下って行きます。

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像の毛は、針金

すれ違いに登ってくる象の中には「おやつ」のサトウキビを「むしゃむしゃ」しているのもいます。
2階のベランダくらいの高さの所を、直径1cmくらいの鉄棒で囲い、そこに4人も人が乗っている(相撲の升席みたいなもん)。
しかも、道は下り坂。
おまけに象は、ゆさゆさ歩くので、揺れる揺れる!
象の頭の毛を触ってみる。

イメージ

「これは・・・針金?」

めちゃくちゃ固い毛が生えている。
やっと象に慣れてきたころ、

像使いは、両替屋

「今、1ドル何ルピーか?」

象使いのおやじが聞いてきた。

「そうね、1ドル120円として1円が3.5ルピー...」

などと計算していたら

「両替してやるよ」

と話し掛けてきた。

「いらない、いらない」

と素っ気無い態度を示したら、
なにやら「ゴソゴソ」と取り出してきた。

「これ、買え」と言っているらしい。
彼が差し出したのは、象使いが持っている調教棒のレプリカである。
鎌のような形をしているこの棒で象を操っている。

「いらんいらん」

と言うと不機嫌そうな顔をしたので、

「まずいなぁ、象を暴れさせたらどうしよう」

像も何か買えとばかり、鼻水「プシャァ」
坂道の中腹あたりで、象の高さに合わせて土産物屋がならんでいる。
当然、象使いはそこに象を寄せてしばらくジットしています。
こちらとしては、買う気がないので無視してしまいました。
やがて下に到着!

象使いにチップの5ルピーを渡して象の駐象場に降ります。

すかさず物売りが集まってきました。

インドに行かれたらぜひ、象のタクシーに乗って見てください。
その時は、彼らに少し何か買ってあげたほうがいいかも

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はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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