地球温暖化とか氷河期が近いとか、2025年の7月に大災害がやってくるとか
本当か嘘か? 金儲け?それともガチで未来が見えている人とか 騒いでいます。
しかし、今回取りあげるこの問題までは、あまりマークされていないようです。
では、いつものように Gigazineよりニュースを取りあげてみます。
2029年までに「負のうるう秒」が必要になる可能性
地球の自転が速くなっているため2029年までに「負のうるう秒」が必要になる可能性大、ネットやITサービスが大混乱になる危険性も
4年に1度、2月が1日長くなる「うるう年」はよく知られていますが、これとは別に12月31日か6月30日に1秒調整する「うるう秒」も存在します。うるう秒は、これまではすべて1秒長くするものでしたが、2029年までに1秒減らす必要があるという計算結果が報告されました。
A global timekeeping problem postponed by global warming | Nature
https://www.nature.com/articles/s41586-024-07170-0A faster spinning Earth may cause timekeepers to subtract a second from world clocks | AP News
https://apnews.com/article/leap-second-subtract-melting-ice-clocks-74eaac47b9c429910723a604897032a4Why time will stop in 2029: Scientist says a 'negative leap second' will be needed to adjust for Earth's rotation speeding up | Daily Mail Online
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-13244921/Scientists-negative-leap-second-2029.html◆地球は長らく減速してきた
カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所の物理学者であるダンカン・アグニュー氏によると、地球は過去数千年にわたりおおむね減速してきたとのこと。自転速度の低下は、主に月の引力がもたらす潮の満ち引きの影響、つまり潮汐摩擦(ちょうせきまさつ)によって引き起こされてきました。自転の速度が変わるといっても、目に見えるような影響は出ないため、原子時が公式の標準時間として採用されるまでは特に問題になりませんでした。しかし、セシウム原子が91億9263万1770回振動するのを1秒と定義する超高精度な原子時計の登場により、原子時計が刻む「原子時」と地球の1日に基づく「天文時」との間にズレが生じるようになったため、数年に1度1秒調整するうるう秒が必要になりました。
1972年にうるう秒が導入されて以来、地球の1日が長くなるのに合わせて27回うるう秒が追加されており、直近では2016年12月31日23時(日本時間の2017年1月1日8時)の59分59秒の後に1秒が追加されました。
うるう秒が2016年末に挿入され、12月31日23時59分60秒が生まれることに - GIGAZINE
◆近年では加速する傾向も
ところが、近年では減速のテンポが徐々に鈍化し、むしろ加速していることがたびたび指摘されるようになりました。これには複数の要因が絡んでいますが、主な理由は地球の中心部にある高温の液体コアの流れが予測不能な形で変化するからだといわれています。地球の核は、1972年以降の過去50年あまり自転を加速させる作用をもたらしてきましたが、その影響は近年の急激な地球温暖化により相殺されていました。というのも、1990年代以降、地球の極地の氷が猛烈な勢いで融解しており、増加した海水が極地から赤道付近に移動することで減速する作用をもたらすからです。これはちょうど、回転するスケート選手が腕を広げると速度が落ちるのに似ています。
◆気候変動でうるう秒の予定が後ろ倒しに
アグニュー氏は、2024年3月に科学誌・Natureに掲載された論文で、地球温暖化による影響で2026年に必要だった「負のうるう秒」が3年遅れて2029年になったとの研究結果を発表しました。うるう秒は2035年までに実質的に廃止されることが決定しているため、最後のうるう秒はマイナスになる可能性があります。続きはこちらから👇
地球の自転が速くなっているため2029年までに「負のうるう秒」が必要になる可能性大、ネットやITサービスが大混乱になる危険性も - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20240328-negative-leap-second/
2024年03月28日
時計合わせ
ときどきニュースになる「うるう秒」数年に一度 60秒を61秒にして 超精密な基準時計と現実の「天文時」を会わせるために4円に一度ぐらい 実施されてきmさひた。
現在の時計の多くは、電波、ネットなどにより 時計を合わせる必要もないため 気にしませんが、それらが普及する前は、コンピュータ屋さんは、時間を合わせる作業が必要でした。
自分もそうしたエンジニアの端くれですから、調整作業の手順書などを書いた記憶があります。
コンピューターシステムにおいて 時刻の正確さは、生命線なので時計合わせ重要な意味を持っていました。
特に現代のシステムの多くは、秒以下の精度がもとめられるものもあり「うるう秒」の対応が必須でした。
マイナス1秒
さて「天文時」とあわせるために行っていた「うるう秒」ですが、地球の自転の変動により 対処が必要になる というのが今回のニュースです。
「地球の自転が早くなるので プラス1していた 時刻を マイナス1しなければならなくなりいそうだ」
というのが今回のお話
地球の自転が早くなるとかの要因は、わかりませんが、コンピュータシステムにおいて
「初めて経験する マイナス1秒」
これがどれだけの影響があるかどうか?
複雑化しているシステムにおいてどんな影響があるか未知数です。
たった1秒 だけど コンピュータの世界では、途方もない時刻ということができます。