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インドからミルクティ

【インドからミルクティ】 62杯目 インドの車窓から 飛び降りる物売り達

2020-10-22


我々が乗った客車は、厨房がある車両のすぐ隣だった。

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マハラジャの列車ではなかった

本当はスーパー・ハイクラス・マハラジャ列車?(^^; のはずなので、構成は変わっていないと思われる。

席につくと「品のいいおじいさんが1人で乗っていた」 挨拶をすると流暢な英語で挨拶を返してくる。
「きっとハイクラスな人なのだろう」と勝手に解釈。

なかなか列車は発車しない! と思っていると、小学校5年生ぐらいの子供が、バケツにコーラを沢山入れて我々の横を通り過ぎる。

「こら こら(たぶんコーラと言っているのだろう)」

と大声で売り歩く。
彼をラジャーン氏が呼び止める。

「インド鉄道から少しお金が戻ってくるので、みなさん飲んで下さい」

コーラ売りの彼は、嬉しそうに我々の前で栓を抜いて行く。
いつも思うのだが、海外で缶ジュースにはお目にかかれない。
必ずビンである。

もっとも再利用の観点からすると、これほど便利なものはないのだが.....
缶飲料が溢れている日本とは大違い。

コーラ売りは、さすがにツアーの人数分のコーラを持っていないらしく、何回か厨房車両と行ったりきたりしている。
物売りは彼だけでは、ない

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飛び降りる物売り

「ちゃぁぁぁい ちゃぁぁぁい ちゃぁぁぁい ちゃぁぁぁい」
と、独特の掛け声を叫びながら

「チャイ(インド風 ミルクティ)」
を売る少年。

彼が持っているのは 巨大な「やかん(小学校などにあるヤカン)」でした。
おかし売り、果物売り(新鮮でおいしそうだった)などなどが、次から次へとやってくる。
窓の外を見ると、本を屋台に乗せて売りにくる。
乞食も鉄格子越しに手を伸ばしてくる。

「品のいいインドのおじいさん」は、「まるで、ごく日常的なこと」のように小銭をあげていた。
インドの温かさのようなようなことを感じた。

そんなことよりなかなか列車が出発しない!

物売りの行列が通路にできている。
とすると、彼らがある程度商品を売らないと列車が出発しないのかなぁ~と勝手に想像する。
30分ぐらいしてから、いつのまにか列車は動き始めた。
「インドの列車はベルをならさないのですね」
ラジャーンさんの説明

「でも、今ここにいる物売りは、列車に乗って行くのかい?」

と思っていると

「おいおい! 飛び降りているぜ」

とツアーの人の声。
物売りたちが次々と列車から飛び降りて行く

「ドアが開けっ放しのわけだ!」 と納得した。

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はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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