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不思議な世界

コックリさんと不倫

2023-09-26

コックリさん
キューピット様

って知っていますか?
実際に遊んだ方いらっしゃいますでしょうか?

この話は、今から 約50年ほど前に 小学生の間で大ブームになった「コックリさん」のお話で
今回も自分が実際に体験した実話をもとにお話しします。

今から、約50年ほど前 コックリさんは、小学校で一大ブームになって社会問題になりました。

知らない人もいらっしゃると思いますので簡単に説明します。

コックリさんは、紙に 鳥居、はい、いいえ、あいうえおの五十音を書いて コインを数人で指で押さえ

「コックリ様 コックリ様 おいでになりましたら ハイの方向にお進みください」

と唱えて「何者かを呼び出す」すると 意識をしないのにコインが動き出し、以後 いろいろな質問に答えてくれる

という 遊び です。

地方によってやり方や呼び出し方が違っていると思いますが、ここは自分が体験した茨城の小さな街でのやり方なので皆さんのやり方と多少違うところがあると思います。

さて、今から約50年ほど前 小学生の間で流行った「コックリさん」ですが、いつのまにか、コックリ様を呼び出す名人 としてこの遊びの中心にいました。

コックリさんの流行にあまり良い顔をしない先生を参加させて 何人かが挑戦したのですが、10円玉は動きませんでした。

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そこで ある日の放課後
先生2人と自分の3人で公開実験をやることになったのです。

ひとりは、50代の担任のおじさん 石塚先生(仮名)、もう一人は、隣のクラス担任の30代の女の先生で仮に レイコ先生としましょう。

教室に残っていたクラスの仲間は、息をのむように見守っているなか

「コックリさま コックリさま おいでになりましたら はいの方向にお進みください」

当時、数多くのコックリ様を呼び出すことに成功していた 自分は、必死によびかけます

これまで、先生を交えた コックリさんに失敗してきたクラスの何人かは
「Tなら 絶対に呼び出す」
と背後から息をのんでいるようでした。

やがて、怪訝そうな先生2人をよそに10円玉が、一直線にはいの方向にスルスルと動き出しました。

周りにいた クラスメイトは、静かなどよめきがおこります。

「おい T おまえ動かしただろ」

と担任の石塚先生

「そんなことしてないよ」

と自分

「私も動かしていない」

と れいこ先生

10円玉は、はい にとどまったまま

「先生 なにか質問がありますか?」
と自分が聞くと

「コックリさんって 霊とかじゃないよな」
石塚先生が問いかける

10円玉は、すぐに反応し 50音の言葉を指し示す

し ん じ な け れ ば た た る

迷うこともなく文字をさししめす。

みていたクラスの女のこたちの表情がこわばる。

レイコ先生も緊張している。

続いて

わ た し は き つ ね

と言う言葉

「きつねをよぶなんて Tくんらしい」
と友人達が騒ぎ出す。

その後

誰々が誰を好き
とか

クラスでいちばんあたまのよい人は?
とか

芸能ねた とか

どうでもいいような 質問をして楽しんでいました。
相変わらず信じようとしない石塚先生でしたが、経験上、長く呼び出すとお帰りにならないこともあるので 終わりの

「コックリ様 コックリ様 鳥居にお帰る下さい」
と終了の言葉を発すると

いつもは、鳥居の印にかえるはずが・・・

ぐるぐると円を描きながら ある 文字を指し始めた

こ の ふ た り ふ り ん

小学生にこの意味がわかるわけがなく、疑問におもっていると

石塚先生とレイコ先生の二人の表情がこわばり 石塚先生から汗が噴き出すのがわかった。

「こんなの あそびだから」
石塚先生は、そう言って 10円玉から手を離すと ハンカチで汗を拭いて よそよそしい笑いを浮かべる。

レイコ先生は、下をうつむいたまま押し黙っていました。

やがて 10円玉は、鳥居の位置にもどり 指を離す。

無事に戻ってくれたことに安堵していた自分

女の子の誰かが、

「先生 ふりん ってなんですか?」

と石塚先生に聞くと

「まだ 知らなくていいんだ」
「今日は、これで おわり みんな 帰るんだ」
と言って教室から出て行ってしまった。

レイコ先生は、石塚先生の後を追って教室から出て行く

しばらくして

  1. レイコ先生が、他の小学校に転任になったこと
  2. コックリさんが、禁止となったこと
  3. 不倫の意味を知った女子が噂をしていること

を聞いている。

それ以降 コックリさんをやっていないのですが、今考えると

石塚先生とレイコ先生の関係はどうだったんだろう?
と思うけど 当時 不倫と言う言葉の意味を理解しなかった自分が動かしていないことは事実である。

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  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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