1986年4月26日1時23分(モスクワ時間)
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で史上最悪の原子力発電事故が発生
福島の原発事故は、自然災害が引き金となっているが、チェルノブイリは、人間のミスによる事故である。
原発は、爆発し大量の放射能を撒き散らした。
あれから30年以上経過したチェルノブイリはどうなっているのか?
日本のニュースでは流れない今のチェルノブイリをみてみよう
目次
チェルノブイリ原発事故とは?
最初にどんな事故だったのか、振り返ってみよう
1986年4月25日、4号炉は保守点検に向けて原子炉を止める作業中で、この機会を使っていくつかの試験を予定していた。事故が起きたのは、緊急時にタービン発電機の慣性回転を利用して所内用電源を確保する実験を行っている最中だった。爆発とその後の火災により、14エクサベクレルの放射性物質が大気中に放出された。
ウィキペディア
ソ連という鉄の壁の向こう側の事故だったので死者数とか不明
公式発表では、33名となっているが、実際には、十万人が何らかの影響を受けて死亡したとも言われている。
爆発した原子炉は、鉄の棺桶に封鎖されている。
観光地チェルノブイリ
ウクライナのゼレンスキー大統領は、新しいウォーキングトレイルと携帯電話の受信を強化する計画を定めた法令に署名
「チェルノブイリはウクライナのブランドのネガティブな部分だった」
「しかし、これを変える時が来ました。」
ゼレンスキー大統領
放射線レベルは通常よりも高いにもかかわらず、毎年何千人もの観光客がチェルノブイリを訪れています。
観光地として多くの人が訪れています。
廃墟ツアーのような感じでしょうか?
チェルノブイリウォッカ
立ち入り禁止区域で製造された最初の消費者製品が販売されました。
チェルノブイリの立ち入り禁止区域からの穀物と水で作られた「ウォッカ」は、損傷した原子力発電所周辺の放棄された地域から来た最初の消費者製品です。
英国ポーツマス大学に拠点を置くスミス教授と研究者グループが、放射能に汚染された土地がどのように回復したかを研究しています。
えええ! でも危険じゃないの?
「これは、他のどのウォッカよりも放射性ではありません」
とスミス教授は、自身を持ってコメントしています。
多くの科学者が検証しても汚染物質は出てこなかったそうです。
その目的は、
このウォッカを販売することで得た利益を、災害の経済的影響の影響をまだ受けているウクライナのコミュニティを支援しようとしています。
これからのチェルノブイリ
スミス教授は、ウォッカの発売について
チェルノブイリウォッカを販売し、利益を上げることの目的は、売上のお金を地域社会に分配できるようにすることである。
またビジネスに再投資をすることで
「30年後、この分野で最も重要なことは放射能ではなく経済発展である」
スミス教授とチームは今年500本のボトルを生産を考えているそうです。
あと数十年後、チェルノブイリは、歴史的建造物としてこの街のシンボルになるかも知れません。
情報ネタ
BBCニュース
https://www.bbc.com/news/topics/cz7463q73jvt/chernobyl-disaster