タイは、王国です。
前王様のプミポン国王は、国民から慕われていて、軍事クーデターが起きても王様の取り計らいで平和解決というのがお決まりだった。
しかし、今回は、どうも 危うい状態になっている。
今回の日本のニュースに出てこないニュースでは、
タイで大規模なデモ発生 国王に抗議する微笑みの国
と題して、タイで何が起きているか、調べてみました。
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目次
タイの王様
前王位は、プミポン国王でした。
プミポン国王というのは、通称で正式名は、ラーマ9世と言います。
ラーマ9世(タイ語: รัชกาลที่ ๙、1927年12月5日 - 2016年10月13日[1][2])は、チャクリー王朝第9代のタイ王国の国王(在位:1946年6月9日 - 2016年10月13日)
通称はプミポン・アドゥンヤデート(タイ語: ภูมิพลอดุลยเดช, ラテン文字転写: Bhumibol Adulyadej、「大地の力・並ぶ事なき権威」の意)。英語や日本語では一般に長母音を無視し、プミポン国王とも通称されるが、本来はタイ語においては(称号なども含めて)後ろのアドゥンヤデートと不可分一体であり、プーミポンだけで呼ばれることはほとんどない。
ウィキペディア
プミポン国王は、タイの人々から親しみをもって敬愛されていました。
毎年誕生日前になると全国各地に肖像画が飾られ、国王の色とされる黄色いシャツを着用した市民で埋め尽くされるほどである。 また、高齢による病気で入院すると病院の周りには健康と長寿を意味する色であるピンク色の服を着た人々があつまり、国王の病気平癒を祈り続けた。そして2016年10月13日に崩御した翌日には黒い服を自発的に着用する多数の国民の姿がバンコク都内で見られた。
ウィキペディア
現在の王様は、第1王子のチャクリー王朝 第10代国王『ラーマ10世』です。
通称 マハ・ワチラロンコン国王と呼ばれている。
学生のデモ
現在、タイでは、学生と若い活動家達が、激しい抗議活動をしている。
2020年8月19日、タイのバンコクにある教育省の外で学生主導の民主主義運動への支持を示すためにプラカードを持っている学生は、3本指で敬礼します[Athit Perawongmetha / Reuters]
彼らの要求は、主に以下のようなものである。
現政権の解散
反対者への嫌がらせの終結
法の修正-ならびに王権の抑制
君主制への批判
特に 君主制と軍隊の緊密な関係 に対して民主主義の原則に対する敵」として抗議をしている。
軍と国王
タイでは、2014年にクーデターが起きた。
原因は、
2011年7月3日の総選挙でタイ貢献党が勝利、第31代首相のタクシン・チナワットの妹であるインラック・シナワトラが第36代首相に就任
この政権と反政府の混乱でインラック政権が変わった後も混乱が続き、2014年5月20日にタイ王国陸軍が政治的混乱の収拾と平和と秩序の維持を名目として全土に戒厳令を出して治安を回復
その後、プラユット総司令官は、首相に就任
軍に国王の権力を増大させ、軍隊を擁護する武装勢力を定着させる新しい憲章を提案
現在の王様であるラーマ10世が就任すると新しい憲章が承認された。
この時点で軍と国王の権力の増大を招くことになった。
絶対君主制の危険
現国王と軍の権力が増大し、事実上の絶対君主制の危険が出てきた。
そして、マハ・ワチラロンコン国王はタイにいることが少なく、1年の大半をヨーロッパで過ごしている。
2017年7月 国王は財政と軍隊に対する影響力を強め、王室の財源と国軍の重要部隊を自らの支配下に置くようになった。
これに対して、
「民主主義の原則に対する敵」であると抗議活動の声が大きくなった。
抗議活動に対して弾圧が強くなっちった。
2020年8月3日、タイのバンコクにあるタイのプラユットチャンオチャ首相の辞任を要求するハリーポッターをテーマにした抗議に、ウィザードに扮したアノンナンパ、右派および民主主義を支持する抗議者が出席[アチットペラウォンメタ/ロイター]
デモ拡大
8月17日、民主主義と君主制改革への学生の呼びかけを支持して、バンコクに1万人を超える大勢の人々が集まった。
まとめ
世界中で政府に対する不満が爆発している。
歩くには、独裁政治、ある国は、人種差別で反体制派が活動を起こしている。
前国王のプミポン国王が国民から敬愛されていたことに対して、現国王の問題が大きいと思われます。
1年の大半をヨーロッパで過ごしている国王に対して国民が反発するのは当然でしょう。
問題は、反対派への軍による激しい取り締まりである。
これが、エスカレートするとさらなる混乱になりそうです。
タイについては、ウォッチを続けて進展があったらまた記事にします。
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ニュース元ネタ
アル・ジャジーラ