学校の教科書では、「清州会議」なんて
「織田信長の後継者を清州城で決めた会議で三法師が後継者となり後見人として羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が任命された」
たった数行で表されているのだが、その数行を映画にしてしまうという試み
これが、思わぬ面白い展開となり、観ておくべき映画だと推薦します。
というわけで今週の「おうちで楽しむ週末映画」は、「清州会議」2013年をご紹介します。
スポンサーリンク
目次
清州会議
1582年
6月21日 本能寺の変 信長死亡
7月2日 山崎の戦いで明智光秀 敗れる
7月16日 清州会議
信長が死亡して一ヶ月以内に跡目相続の会議が実施された。
柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉、池田恒興の4人で話し合いが行われ
そこで秀吉は、織田信忠の嫡男 三法師を担ぎ出し後見人としてその地位を確立し、ライバル柴田勝家をリード、天下統一のスタートアップに成功
という会議です。
この清州会議になるまでのくだりを最初の12分ぐらいで片付けて、本編に突入する。
この最初の入り方が、じつにわかりやすい。
ギャグな陰謀が渦巻く人間関係
登場人物は、すべて 現代語なのでギャグもわかりやすく面白い。
柴田勝家と秀吉のお市に気に入られようとしている伏線は、会議への大きな意味があり
丹羽長秀と柴田勝家のお友達関係の亀裂
柴田勝家が、純情な男でお市の前でメロメロ
なぜか、海岸で運動会とか、三谷幸喜の話の広げっぷりが面白い。
もちろん史実に正確なことではないと思うけど、結末が決まってる会議という動きの少ない題材をその前段階の駆け引きを中心に展開している。
会議の始まる前で勝負が決まっていた。
清州会議は、柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉、池田恒興の4人で決めてしまった。
本当は、滝川一益も加わる予定だったけど信濃から伊勢へ敗走中で遅刻
彼が参加していたら、歴史は変わっていたかもしれないけど そこも映画では、きちんと抑えてあった。
物語は、彼ら4人のうち誰を味方につけるかで勝敗が決る。
柴田勝家が優勢と言われたいたのを、秀吉の策略と人気で逆転
柴田勝家は、真面目すぎて、人気がない。
そして お市に振り回されてばかり
秀吉には勝てないわ
秀吉は、清須に入るところから演出たっぷり、民衆に大人気を得ている。
さらに、会議のお世話係に大判振る前の宴会三昧
とにかく、天下を取るためには、どんなことでもやっている。
こりゃ、秀吉には勝てないわ
まとめ
なぜ秀吉が、三法師を担ぎ出すことができたのかに注目
そして、その裏には、この会議の本当の主役が姿を表す。
この映画は、フィクションでギャグでつくられた「清州会議」です。
実際には、こんなことはないと思いますが、歴史の裏には何があるかわからない。
だから面白い
間違っても大河ドラマのような感動巨編ではないし、史実でもないと思う。
でもこうした映画が、歴史に興味を持つ第一歩だと思う。
アマゾンプライム会員ならば無料で視聴できます。
いつまで無料なのかわからないので、今のうちに観ておきましょう
現在は、レンタルになってしまいました。