テレビやエアコンに必ず付いてくるリモコン機器
どちらもリモコンでなければコントロールできないものが、多くなっています。
例えば、テレビ リモコンがなかったら どうなるでしょうか?
今回の日本のニュースに出てこないニュースでは
衛星打ち上げバンザイ でもコントロール機器がない韓国軍のアナシス2号 Nuri 今度は成功? でも衛星は軌道に乗せられなかった。
当ブログではあまり取り上げない朝鮮日報の話ですが、ちょっと信じられない話です。
目次
韓国ロケットNuri 打ち上げは成功したのだが・・・
韓国は、国産ロケットの最初の試験打ち上げを実施し、先進的な宇宙開発国の仲間入りを果たしました。
Nuri (KSLV-II) Test Flight
重量が200トン、長さが47.2メートル(155フィート)で、合計6つの液体燃料エンジン
これまでのロシアの技術ではなく、韓国産のものであった。
しかし、打ち上げは成功 ダミーの衛星は、軌道に乗せることはできなかった。
高度が足りず、軌道まで届かなかったようだ
打ち上げても軌道に乗らなければ意味がない。つまり コントロール不足だった。
つまり 失敗である。
【ソウル=桜井紀雄】韓国が独自開発した国産ロケット「ヌリ号」が21日午後5時、南部、高興(コフン)の羅老(ナロ)宇宙センターから初めて打ち上げられた。目標の高度約700キロまで達したが、切り離した衛星を正常に軌道に乗せることには失敗した。来年5月に予定されている次回の打ち上げで成功を目指す。
打ち上げを視察した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「残念ながら目標に完全には達しなかったものの、最初の打ち上げとしては非常に立派な成果を収めた」と強調した。
韓国政府によると、3段式ロケットに1・5トンのダミー衛星が搭載されていた。3段目のエンジンが想定より早く停止したため、衛星が目標の速度に達しなかったという。
韓国は1トン以上の実用衛星を自前で打ち上げる技術の獲得を目指しており、実現すれば、日米中露や欧州連合(EU)、インドに次いで7番目となる。
韓国は2013年、ロケット「羅老号」の打ち上げに成功したが、核心である1段目のロケットエンジンをロシアの技術に依存していた。ヌリ号は、設計から製造、発射まで全て自国の技術が用いられ、韓国政府は今回の打ち上げを「宇宙強国」に向けた歴史的な一歩と位置づけてきた。
ヌリ号は全長47・2メートル、重量200トンで、液体燃料を使用。10年にスタートした開発プロジェクトには2兆ウォン(約1900億円)近い予算を投じ、約300社の国内企業が参加した。
衛生が軌道に届かないということは、失敗である。
バカな新聞は、打ち上げ成功と書いているけど、大きな間違いである。
軍事衛星 アナシス2号
2010年代の韓国では、軍事通信衛星としてムグンファ5号が使用されてきたが、民軍兼用衛星である上、通信妨害に脆弱で有事に制約を受ける可能性があった。このため純軍事衛星として計画された通信衛星がアナシス2号である。2014年にF-35ステルス戦闘機の導入と併せてロッキード・マーティン社から軍事通信衛星1基の提供を受ける契約を交わして購入が実現した[1]。衛星の機体自体は、エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社の汎用衛星バスEurostar E3000をカスタマイズしたものである[2]。
2020年7月14日、アメリカ合衆国フロリダ州のケネディ宇宙センターから、スペースX社のファルコン9に搭載して打ち上げる予定だったが、前日に延期となり[3]、7月20日に打ち上げられた[4]。軌道移動を経て7月31日に3万5786キロ上空の静止軌道への投入に成功した。
ウィキペディア
韓国軍が、軍事衛星 アナシス2号を7月20日に米国で打ち上げました。
スペースX社のファルコン9で7月20日に打ち上げ成功
ウィキペディアにもあるように この軍事衛星は、ロッキードマーチンと40機のF35Aを7兆4000億ウォンで導入する契約に際し、反対給付としてロッキードマーチンから通信衛星1機を受けることにしたもの、ロッキードは衛星を持たないことから、エアバス社に依頼し、エアバス社が開発した「ユーロスターED3000」衛星を基盤に、韓国仕様に改造したものが「アナシス2号」
というもので独自で開発したものではなく エアバス社の改造版である。
スペースX社のロケットなので打ち上げ成功、静止軌道に投入成功
とここまではよかったのですが。。。
制御装置なしで衛星は、ほったらかし
さてここからが本題です。
韓国は今年、初となる軍専用通信衛星「アナシス2号」を打ち上げたが、肝心の衛星を制御する端末は開発していないことが19日までに分かった。軍の衛星を軌道に上げても、衛星を活用することもできずにいるのだ。この先も1年ほどは衛星が空転する可能性が高いと伝えられている。
防衛事業庁(防事庁)が19日、保守系最大野党「国民の力」所属の韓起鎬(ハン・ギホ)議員に提出した資料によると、韓国軍は今年7月、F35ステルス戦闘機を配備する際にロッキード・マーチン社と結んだ折衷交易(Offset。武器購入に伴う反対給付)で提供を受けた通信衛星「アナシス2号」を軌道に乗せた。だが、衛星を制御する端末機の事業は来年度の予算にも反映されなかった。端末機事業について、韓国軍は韓国国防研究院(KIDA)に事業妥当性調査を依頼したが、まだ調査が終わっておらず、予算をもらえないのだ。
韓国軍は当初、昨年12月から今年3月まで第1段階の運用試験評価を実施した後、事業妥当性調査を依頼しようとしていたが、スケジュールが1-2カ月ほどずれ込んだ。これで事業妥当性調査も順延し、来年度予算からも抜け落ちた。新しい機器を用意しておいて、リモコンがないから使えない、という格好だ。韓国軍は、来年初めに通信衛星が任務を開始すると期待したが、このままだと1年以上も衛星は「無用の長物」になる。アナシス2号の寿命は12年だ。
簡単に説明しよう
軍事衛星を打ち上げたけど コントロール機器がないために 使えないどころか、コントロールもできない
衛星は宇宙のどこかに周回軌道を回るだけ
はい! ちょっと信じられない話なんですが・・・
冗談ではありません。
ちゃんとニュースに掲載されています。
朝鮮日報の見出しにも
「新しいテレビを買っておいて見られない」というありさま
「今後1年間、衛星は空転するもよう」
なんでこのようなことが、許可されてしまうのでしょうか?
とにかく打ち上げてしまえ というのには、あまりにも無謀
リモコンができてもつながるのか?
予算の問題とは言え、監視も操作もできない衛星が、リモコン?失礼 制御装置ができるまで無事かどうかも確認できない状況が続く
予算の関係とは言え、今年の予算なのでとりあえず打ち上げるというのはいかがなものか?
せめてロケットの打ち上げ延期ができなかったのか?
どうも理解できないニュースでした。