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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2026 第20ステージ結果】|ランダ独走制覇!マスがマイヨ・ロホ堅守で初栄冠へ

ブエルタ・ア・エスパーニャ2026第20ステージは、ラ・カラオラからコリャド・デル・アルグアシルまでの186.8km。3つの1級山岳に加え、プロレース史上初登場となる超級(オルスカテゴリー)の激坂フィニッシュを擁する、今大会最難関の「クイーンステージ」として行われました。逃げ集団(ブレイクアウェイ)から抜け出したミケル・ランダ(スーダル・クイックステップ)が最後の上りで独走し、5年以上ぶりの勝利。そして総合首位のエンリク・マス(モビスター)がマイヨ・ロホ(総合首位の赤いジャージ)を守り抜き、自身初のグランツール総合優勝をほぼ手中に収めました。

36歳ランダが5年ぶりの勝利。地元スペインの超級山岳で独走、健在の「ランディスモ」

マスがマイヨ・ロホ堅守。最終山岳を乗り切り初のグランツール総合優勝が確定的に

クスが驚異の追い上げで総合11位→5位へ。ファンアールトはポイント賞、ブイトラゴは山岳賞を確定

コース紹介

シエラ・ネバダ山脈を舞台にした、今大会屈指の獲得標高(約4,900m)を誇る山岳決戦。フィニッシュのコリャド・デル・アルグアシルは、プロの自転車レースでこれまで一度も使われたことのない新しい上りで、超級カテゴリーにふさわしい難所です。約8kmで平均勾配は約10%、最大では22%に達する激坂が総合争いの最後の舞台となりました。当初予定されていたアルト・デ・アサリャナス峠(1級・2回通過)は、今年2月の土砂崩れの影響でプエルト・エル・ドゥケ峠(1級)を通るコースに変更されています。

項目 内容
区間 ラ・カラオラ → コリャド・デル・アルグアシル
距離 186.8km
種別 超級山岳フィニッシュ(今大会のクイーンステージ)
獲得標高 約4,900m
カテゴリー山岳 1級×3+超級フィニッシュ
最終上り コリャド・デル・アルグアシル:約8km/平均約10%(最大22%)※史上初登場

優勝者:ミケル・ランダ

勝ったのはミケル・ランダ(スーダル・クイックステップ/スペイン)。逃げに乗ったランダは、残り38kmでトビアス・ハランド・ヨハンネセン、ラムセス・デブライネとともに先頭へ抜け出すと、最後の超級コリャド・デル・アルグアシルで残り約7kmから独走。地元の大声援を背に、堂々のソロ勝利を飾りました。36歳での勝利は5年以上ぶり、ブエルタ区間勝利はキャリア2勝目(前回のブエルタ区間勝利から実に11年ぶり)。今年4月のイツリア(バスク一周)で骨盤を骨折し、苦しいシーズンを過ごしてきたベテランの、感動的な復活劇となりました。健在ぶりを示す走りに、彼のアグレッシブな登坂スタイルを称える「ランディスモ」の言葉が再びよみがえりました。

順位 選手 チーム タイム
1 ミケル・ランダ スーダル・クイックステップ 4:58:01
2 トビアス・ハランド・ヨハンネセン ウノエックス・モビリティ +47″
3 ラムセス・デブライネ アルペシン・プレミアテック +1:27
4 パウ・ミケル バーレーン・ヴィクトリアス +3:00
5 ウルコ・ベラデ エキポ・ケルンファルマ +4:12

レースハイライトと注目ポイント

ファンアールトが2つのジャージへ、序盤から大逃げ

スタート直後からワウト・ファンアールトとイボ・オリベイラが飛び出し、ウノエックスの6名を含む14名の逃げが形成。リードは一時11分以上に広がりました。ファンアールトは各上りでポイントを集め、グエハル・シエラの中間スプリント(ポイント加算区間)も制してポイント賞(グリーンジャージ)を数字上で確定。山岳賞リーダーのサンティアゴ・ブイトラゴにも食い下がりましたが、最後は届かず、ブイトラゴが山岳賞を守り切りました。

💡 超級(オルスカテゴリー)とは? 山岳の難易度は数字が小さいほど厳しく、その最上位が「カテゴリー超級」。番号すら付けられないほど過酷な上りを指します。今回のアルグアシルは平均約10%・最大22%という、まさに超級にふさわしい壁でした。

クスの一世一代の追い上げ

総合争いは、ヴィスマのセップ・クスが遠方から仕掛けて動き出しました。リチャル・カラパスがブリッジ(追走で合流)し、フェリックス・ガルが牽引してマスとログリッチを引き戻す展開に。クスはエル・プルチェの2回目の上りで再び加速し、5分以上を稼ぐ大激走。総合11位から一気に5位へジャンプアップしました。この動きでオスカル・オンリーが総合トップ5から後退しましたが、新人賞(ホワイトジャージ)は守っています。

ガルの猛攻もマスが盤石、総合優勝が確定的に

最終上りではガルが残り1.2kmで総合グループを攻撃し、ログリッチ、続いてマスを引き離しました。しかしこの日を1:37のリードで迎えていたマスにとって、そのタイム差は総合順位を覆すには不十分。マスは危なげなく最終山岳を乗り切り、ログリッチとの差を2:15に広げて、自身初のグランツール総合優勝を数字上で確定させました。長年グランツールで表彰台の常連でありながら頂点に手が届かなかったマスにとって、悲願の初優勝が目前です。

各賞ジャージの状況

最終山岳ステージを終え、4つのリーダージャージはほぼ確定。第20ステージ終了時点のリーダーは以下の通りです。

ジャージ リーダー
マイヨ・ロホ(総合) エンリク・マス(モビスター)
グリーン(ポイント賞) ワウト・ファンアールト(ヴィスマ)※確定
水玉(山岳賞) サンティアゴ・ブイトラゴ(バーレーン・ヴィクトリアス)※確定
ホワイト(新人賞) オスカル・オンリー(ネットカンパニー・イネオス)

敢闘賞(その日もっとも積極的だった選手に贈られる賞。今大会はファン投票制)の第20ステージ受賞者は※確認中です。確定情報は公式サイトをご確認ください(La Vuelta 公式 敢闘賞ページ)。

レース結果一覧(第20ステージ終了時点)

総合成績(GC)トップ5

順位 選手 チーム
1 エンリク・マス モビスター 70:56:58
2 プリモシュ・ログリッチ レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ +2:15
3 フェリックス・ガル デカトロンCMA CGM +2:44
4 リチャル・カラパス EFエデュケーション・イージーポスト +6:54
5 セップ・クス ヴィスマ・リースアバイク +8:45

チーム総合トップ5

順位 チーム
1 デカトロンCMA CGM 213:40:00
2 XDSアスタナ +39:01
3 バーレーン・ヴィクトリアス +57:36
4 EFエデュケーション・イージーポスト ※確認中
5 グルーパマ・FDJ ユナイテッド ※確認中

※チーム総合4〜5位は僅差のため、第20ステージ後の確定順を確認中です。最新はこちら → La Vuelta 公式 ランキング

山岳賞トップ3

順位 選手 チーム
1 サンティアゴ・ブイトラゴ バーレーン・ヴィクトリアス 78
2 ワウト・ファンアールト ヴィスマ・リースアバイク 62
3 アンドレアス・レクネスン ウノエックス・モビリティ 36

ポイント賞トップ3

順位 選手 チーム
1 ワウト・ファンアールト ヴィスマ・リースアバイク 326
2 マシュー・ブレナン ヴィスマ・リースアバイク 239
3 アレッサンドロ・ロメーレ XDSアスタナ 171

新人賞トップ3

順位 選手 チーム
1 オスカル・オンリー ネットカンパニー・イネオス 71:06:26
2 ヤコブ・オムルゼル バーレーン・ヴィクトリアス +1:10
3 レオ・ビシオー デカトロンCMA CGM +17:24

最終ステージ(第21ステージ)プレビュー

いよいよ最終日。第21ステージはグラナダを舞台にした約112kmで、締めくくりにふさわしいアップダウンのある周回コースが設定されています。総合争いは事実上決着し、マスが赤いジャージを着てグラナダにフィニッシュする見込みですが、栄光の区間勝利をめぐっては、ファンアールト擁するヴィスマや各スプリンター陣による激しい争いが予想されます。3週間の長い戦いの、最後の見せ場です。

J SPORTS 放送予定

ステージ 放送・配信
第21ステージ(最終)
グラナダ周回
9月13日(日)午後11:10 〜 深夜3:35
生中継:J SPORTS 4/J SPORTSオンデマンド

※放送時間は変更となる場合があります。最新情報はJ SPORTS公式サイトでご確認ください。


出典:ProCyclingStats、CyclingUpToDate、VAVEL、PezCyclingNews、J SPORTS 各公式・速報より作成。

  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと過ぎたの「元金融系システム屋」です。 現在は、社内SEのアルバイト件システム構築やってます。 シンガー 森口博子とアーティスト 中村中の大ファン

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