モンテ・アルバン
南の神殿からモンテアルバン遺跡が一望できる。
緑の芝生が目に染みる。
まるでサッカー場のようだ。
山の頂上にあるこの遺跡は景観が大変素晴らしい。
下を見ると先程 石を売りに来た青年がポツンと立っている。
神殿から降りる。
ずっと下にいた石を売っている青年のところに人が
集まっている。
どうやら彼を交えて写真撮影が始まったらしい。
「彼はサポテカ原種です」
「原種???」
宮下さんの説明では彼は純粋なサポテカ人ということである。
我々もしっかり彼と写真撮影 照れ臭そうにしている。
「こちらの建物はこのモンテアルバンで一番古い建築物です。学者さん達によれば
病院か医学学校だったと言われています」
先程登った神殿よ同じくらいの建築物の前には、奇妙な形をした人間のレリーフがあった。
「この彫刻は ダンサンテと呼ばれています」
宮下さんも暑そうだ。
かなり気温が上がってきた。
広場を南~北に向かう 北の神殿が見えてくる。
「ここを登って下さい」
と元気な宮下さん
北の神殿も先程登った南の神殿と同じ作りであった。
ただ北の神殿を登ると中庭が広がっているのが見えた。
中庭を取り囲む神殿を歩いてゆく。
「みなさん ここは 雨の神の墳墓 と呼ばれています。 一度に入れないので
順番に見て下さい。 なかには雨の神 トラロックを見ることができます」
宮下さんの説明が終わり 順番に下に降りることになった。
墳墓のなかはかなり狭く垂直に梯子を降りて行く 湿気の多い墳墓、暗がりに
ぼんやり浮かぶ壁画群 色が少し残っている。
墳墓と言われるだけあってお棺らしきものが見えた。
墳墓を後にしてバスに向かう。
ゆるい下り坂を降りて行くと売店&展示室に到着
少し休憩 トイレ、買い物のために時間をとる。
展示室を見る。小さい展示室だ。中心に立ってぐるりと見渡せる。
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穴が開いている頭蓋骨
「頭がい骨に穴があいている」
ここモンテアルバンはマヤの人体改造の影響があったらしい。
「ここに手術の後があります」
宮下さんが特別に説明をしてくれる。
展示してある頭がい骨には、奇麗な?穴が空いている。
どんな道具で行ったのであろうか? 麻酔はどうしたのか? 細長く延びた頭がい骨があった。
「小さいころから板を頭に挟んで細長くしたらしいです」
「人体改造を行う人々は階級がかなり上の人に限られていたそうです」
いったい痛い思いまでして人体改造をする人達って 何者?????
でも ネスカフェのCMで言っているコーヒーは影も形もなかった。
「確か さんまは モンテアルバンって言っていたよな?」
モンテアルバンコーヒーって本当にあるのだろうか? 大きな疑問だった。
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※この旅行記は、1997年に書かれたものです。
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