ティオティワカンは緩やかな山々に囲まれています。
ピラミッドは予想より低く見えます。
テオティワカン
バスから降りティオティワカンに向かう。
ティオティワカンは350年~650年にかけて繁栄を極めたラテンアメリカ最大の宗教都市です。
ピラミッドだけは紀元前後に建築されていたと言われています。
この宗教都市は 神が太陽と月を創造するために集まった場所に作ったと伝えられています。
当時18万人を越える人口を抱えていたことが研究されています。
信仰対象は ケツアルコアトルと呼ばれる水の神、トラロックと呼ばれる雨の神など農耕にに関連する神々が特に奉られています。
ともっともらしく観光案内を書いてきましたがすべて宮下さんの説明です。
「しかしよく細かく覚えているもんだなぁ」
と感心する。 さすがプロ
太陽は真上 かなり暑い。
お土産やもしっかり入り口に並んでいます。
ジャガーの神殿を見てケツアルパパロトルと呼ばれる羽毛のある蝶のレリーフを見る。
少し色が残っていた。
ここに住んでいた人々の想像力に感動
神殿から外に出るとまぶしいほどの芝生が敷き詰められている広場に出た。
左手に「月のピラミッド」が見える。
「へぇーーー すげぇ」 と感嘆の声
さっきバスから見たピラミッドの印象ではこれほどの威厳が感じられなかった。
「ピラミッドは正確に東西に向いています」
宮下さんの説明にコンパスを取り出すツアーの一人 なかなか準備がいい
「そうか 遺跡巡りにはコンパスが必要なんだ」
古代遺跡のほとんどは方角に意味があるものが多い。
「おきらく遺跡巡り」
の我々としては大きな失態であった。
「死者の道と呼ばれるこの道は月のピラミッドから4kmにわたって作られていますこの道の両側には、これから皆さんに登っていただく太陽のピラミッドをはじめ沢山の神殿が建てられています」
宮下さんの説明を聞いて月のピラミッドを背にしてみる。
左手に太陽のピラミッド
そして道の両側に小さいピラミッドのような神殿が壁のように並んでいる。
そして 死者の道ははてしなく続いている。
先は・・・見えない。霞んでいる。
2000年前の風景が頭に浮かぶ。。。
神官達、王様、そして沢山の人々がこの道を歩いている。
きっとピラミッドも神殿も色が塗られていただろう。
現在、死者の道は彼らのかわりに カメラとビデオを下げた観光客と物売りが歩いている。
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【グラシアス・メキシコ】 33 標高2000m ピラミッド登頂は、命がけ
さすがに世界的にも有名な遺跡群 物売りがたくさん歩いている。 みんなテンガロンハットを被り、手に怪しげな石でできている置物を持っている。 相変わらず スペイン語で話し掛けてくる。 「えぇい 宮下さんの ...
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※この旅行記は、1997年に書かれたものです。
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