昭和の会社員は、会社という組織に帰属させられ
会社が人生の重要な意味をもっていました。
終身雇用制度という世界でも数少ない日本独特の制度(のようなもの)で一つの会社に定年まで働くということが当たり前のように行われてきました。
だから 自分の身体を壊して家族に寂しい思いをさせても仕事=会社に人生でいちばん重要な時間を割いてきたのです。
そのため 若い人は、給与が安く、年齢とともに休養が上がるという仕組みが成立していました。
そのこともあって、日本は、戦後のどん底から這い上がり、まともな暮らしができる国にと発展したのです。
ひとつの会社で働き、結婚、育児、ローンで家を買い、クルマを買う、定年で退職金をもらい年金をもらい やがて死んでゆく
レールに乗っているとは言え、それは、それで幸福な時間でした。
しかし、ある タイミングがそれが狂い始めました。
極端に言うと
会社は、社長のものでもなく社員のものでもない、株主のものである。
というグローバリズムに飲み込まれました。
ここで生活は一変します。
45歳以上になったらリストラで会社から追い出される時代へと変わりました。
年功序列の給与形態は崩れ去ったのですが、会社は、相変わらず 能力で給与を決めていません。
つまり 若い人は、安い給与でこき使われ、給与が上がりはじめたら 用済みとして捨て去るのです。
これは、21世紀における奴隷制度と同じです。
こんな状況を気づいてしまったら
会社のために働く
なんてバカなことはやりません。
会社は、人生の貴重な時間を切り売りしてカネをもらうところで それ以上でもそれ以外でもないのです。
そのように考えれば、必要以上のことを会社でやることもなく、会社のためになんて
バカらしくてやっていられません。
こうして日本の経済は、駄目になっていったのです。
自分の上司を見てください。
上層部の言いなりになっている人 多くあり彼らの多くはそのことに気がついていません。
会社は、カネのためと割り切って仕事をしたほうが良いと思いませんか?
自分は、昭和の男ですが、最初の会社を3年で辞めました。
理由は、未来がないと思ったからです。
コンピュータエンジニアとして こんなところで定年まで働けないと思ったのです。
そこから スキルアップを目指して6回の転職を繰り返し、業界を生き延びてきました。
会社には帰属せず、媚びず、能力を発揮する場所を探してきたのです。
お陰で60歳を過ぎても まだ仕事の依頼が来るという状況です。
若い人に言っておきたいのは、
その会社で自分のスキルアップに役に立つかどうか?
自己能力を分析して より高いスキルとおカネを貰える会社に転職すべきかどうか?
楽だからと言って じっとしていると 先に述べた 「飼いならされてしまった上司」のようになってしまします。
もう一度言います。
「飼いならされてしまった上司」になってからは、遅いのです。
あなたがどんなに会社に尽くしても 会社は、そんなものどうでもよいのです。
用済みになったら ポイ されます。
極論ですが5つでまとめます。
- 会社は、時間を売ってカネを得るものと割り切れ
- 朱に交わると抜け出せなくなる
- 飼いならされた犬にはなるな
- 転職は、スキルアップへの手段と考えろ
- 会社は、用済みになったら捨てられる
自分を成長させたいと思ったら 積極的な転職をオススメします。