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はぼぞうの言いたい放題

杓子定規と買い負けが日本を滅ぼす。 臨機応変で柔軟な社会のススメ

先日、ラジオ番組で経営アドバイザーの人が「日本が経済的にダメになった理由」について話していました。

話の中で気になったキーワード「杓子定規」と「買い負け」です。

今回のはぼぞうの言いたい放題
杓子定規と買い負けが日本を滅ぼす。 臨機応変で柔軟な社会のススメ
と題して、もう少し臨機応変で適当な社会にならないと日本はつぶれるぞ
というお話です。

最後まで読んでいただければ幸いです。

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エスカレーターの片側乗り

エスカレーターで片側だけに乗ろうとして長蛇の列が並んでます。
関東では、左側、関西では、右側だけに人が乗っている。

空いている片側は、急いでいる人という「暗黙の了解」みたいな感じでいつも空いています。

その片側に乗るための長蛇の列

駅や商業施設では、両側を使うように呼びかけていましたが、いつまでたっても
片側に集中して列が長くなっている。

子供連れも同じ 片方を意地でも開けて乗っている。

両側に乗れば長蛇の列も少しは解消されるのに いつまでこんな
「マナーでもなんでもないことを続けるのだろう」

「みんながやっているから同じにする」
「苦情を言われたくない」

自分の頭で判断しない日本人の悪い面が出ているわけです。

外せないマスク

連日、35℃以上の暑さが続いています。

さすがにマスクを外している人も少しずつ増えてきましたが、未だにマスクをしている人が過半数以上存在しています。
効果があるかどうかは、専門家の人の意見なのですが、すでにマスクをしなくても大丈夫ですよ
という状況です。

理由があってマスクをしているひともいるでしょう。それは個人の自由ですが、そのマスク習慣化していませんか?

「みんながやっているから同じにする」
「苦情を言われたくない」

自分の頭で考えないし判断しない日本人の悪い面が出ているわけです。

マスクに関しては、「マスク警察」なる老害とも言えるバカがいるので 面倒だからしている と言う人もいるとは思います。

そんな 老害は無視しましょう。
※老害と言っても老人ばかりではないところが面倒な状況です。

一本の釘の色

ラジオの番組でこんな事例があったことを話していました。

東日本大震災の後の出来事です。

仮設住宅を建設したあと、市町村の役人が検収(チェックすること)に来ました。

そのときの役人の言葉

「釘の色が、灰色指定なんだけど1本だけ白い釘が使われています。
立て直して下さい」

たった1本の釘の色が違っているだけで、立て直しを命じ公務員

注文建築でもなく緊急事態の出来事です。

一本の釘の色のせいで仮設住宅の建設が遅れコストがかかります。

チェックした公務員からすれば、規則に沿った行動で上司に報告すれば「よくやった」と誉められるのでしょうか?

釘の色が違ったからと言って何か困ることでもあるのでしょうか?

こういう バカが日本のあちこちに存在しているのです。

干しぶどうの枝

日本に輸出する干しぶどうをある東南アジアの国が請け負っていました。

日本向けの干しぶどうは、枝を完璧に取り除かないと納品OKになりません。
そのため一個ずつ干しぶどうの枝を取り去っています。

あるとき、日本向けの干しぶどうは、納品されなくなりました。

現地では、このような声がでています。

「日本向けに作業手間がっかってしかたがない そんな枝の処理をしなくても中国や米国は、大量に買ってくれるので そちらに回すから 日本に輸出するものはありません」

こうして、干しぶどうは,日本に来なくなったのです。

コロナ後の世界のあちこちで これと同じような話がでています。

日本のクオリティに合わせるより 大量に買ってくれるところに売ります。
当たり前ですよね。

買い負ける日本

干しぶどうだけの問題ではありません。

木材、食品全般をはじめ あらゆるものが、日本のクオリティに合わせることがコスト高になってしまい、もっと安価でも買ってくれるところに売ってしまう。
だから日本に輸出しない。

日本企業の体質上 組織の意思決定が全員参加と全員納得を前提となっていて判断が遅く なかなか決まらないことも要員です。

なかなか決まらないでグダグダしている間に さっさと転売屋や中国などが大量に買い付けを行い、日本が購入するものが無くなって行く

日本より高いカネで買いたたくだけではないのです。
※ここは、間違った報道がされています。

本当は、グズグズしていて決定が遅く、やたら 品質にこだわりすぎている間に買われてしまうのです。

欧米、中国では、値上げの幅を現地のバイヤーの一存で決定しさっさと契約します。

世界中でものの値段が上昇しているときに、「上司の判断、そのまた上の上司の判断」さらに「判断を仰ぐための資料作り」なんてグズグズしている国に売ってくれる暇なところはないのです。

最近出版された書籍で買い負ける日本を読んでみれば いかに日本という国が融通が利かないために 達亜くれてしまっているということがわかります。

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杓子定規な日本

エスカレーター、マスク、仮設住宅の話のように日本は、融通が利きません。

それぞれ 自分の頭で考えるのではなく、

「みんながやっているから同じにする」
「苦情を言われたくない」

なんてことで判断していませんか?

世界中から日本は美しい、規則正しい、清潔だ、サービスが素晴らしい
なんて誉め言葉でバカ喜びをしている間に 世界中から干されていることに気がつかないのでしょうか?

なんでも 杓子定規に物事をすすめることで 自分の頭で考えない人が多いからです。

素通りされる船舶

中国や米国から世界中に物資が運ばれて行きます。

船舶も移動で日本の港に立ち寄ることが貼っているそうです。

理由は、日本の港に立ち寄っても商談も進まないし、何も進展も起こらない。
ならば、韓国に立ち寄った方が、新しいビジネスチャンスが生まれる。

何も起こらないところでは、立ち寄るだけ無駄というもの

日本企業の杓子定規にことを進めすぎる傾向が、このあたりにも出ているようです。

ガラパゴスな日本

ルールは重要です。

しかし、それ以外は、周りに合わせるだけではなく、臨機応変な対応する社会にならないとビジネスも教育もすべて杓子定規な慣習に固まってしまい 何も発展しない社会になってしまいます。

特に企業は、欧米の罠とも言えるルールにまじめに対応しているばかり。
日本企業も個人の権限を厳しく制限していて責任の所在も曖昧にしています。

もっと個人の判断で物事が動くビジネスや社会にならないと ガチなガラパゴスとなってしまいます。

ガラパゴス諸島は、上陸するために 厳しい制限がかけられています。
持ち込み禁止、持ち出し禁止、制限事項も多いわけです。

そうしないとガラパゴスの動物たちは死滅してしまいます。

今の日本人は、このガラパゴス状態ではないでしょうか?

観光産業がガラパゴスを存続させています。

これも日本と同じ状況ですね。

いつの日か、ガラパゴスの観光が飽きられてしまったら、ガラパゴスに住んでいる人達は島から離れ、ガラパゴスの動物たちは、保護されず、外からの侵略する何者かによって滅び行く運命です。

臨機応変で柔軟社会のススメ

ルールは守るけど、それ以外は、現場で臨機応変にやる社会

臨機応変というのは、自分の頭で物事を判断し考えるという意味です。

新しい発想やアイデアは、杓子定規な状態からは生まれません。

杓子定規が、買い負けを起こし、この国が疲弊して行く

世界と繋がっていないと食料も産業も成り立たないからこそ

もう少し「臨機応変な対応といい意味で適当な社会」に変えていかないと 未来はないと思うのですがいかがでしょうか?

こういうことを書くと

「臨機応変や適当はダメだ きちんとしないと日本の美点が守れなくなる。変なことを書いて人を誘導するな」

とバカが沸いてきますが、誤解の無いように

臨機応変で適当な社会というのは、融通が利かない社会ではなく、個人の頭で物事を考え判断するという意味です。
何もルールを破れと言っていません。

みなさんのご意見お待ちしています。

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  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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