Money lost -- little lost. Honour lost -- much lost. Pluck lost -- all lost.
金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことは全てを失う。アーネスト・ウィリアム・ホーナング
-E.W. Hornung
現実問題として 「金を失うのは大きく」「名誉を失うのはどうでもよい」のですが、この言葉のポイントは、
「勇気を失うことは全てを失う」
に集約されます。
今回の心の処方箋では、勇気について考えてみよう。
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目次
アーネスト・ウィリアム・ホーナング
アーネスト・ウィリアム・ホーナング(英: E. W. Hornung、1866年6月7日 - 1921年3月22日)は、イギリスの小説家、詩人であり、19世紀後半のロンドンを舞台とする怪盗A・J・ラッフルズのシリーズ本を出したことで知られている。ホーナングはアッピンガム・スクールで教育を受けた。健康状態が悪かったために1883年12月に学校を離れ、シドニーに旅して2年間滞在した。このオーストラリアでの体験を元にして、まず短編小説、後に中長編小説の執筆を始めた。
正直、このアーネスト・ウィリアム・ホーナング氏につおいては、この言葉を探すまで全く知らなかった。
冒頭の「金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことは全てを失う。」に関しても検索すると
なぜか、英国元首相のチャーチルの言葉として掲載されているのですが、本家?は、アーネスト・ウィリアム・ホーナング氏かゲーテだと解釈している
Money lost, something lost. Honor lost, much lost. Courage lost, everything lost-better you were never born.
おそらく危機に瀕した英国国民を鼓舞するために これらの言葉をインスパイア引用したと勝手に解釈している。
勇気をなくしたら もうおわりということである。
勇気について
60歳にもなれば、親、兄弟姉妹、親族、先輩、憧れていたアイドルや芸術家、有名人など 自分と同じ時期に生きてきた人たちがこの世を去って行く。
訃報を聴くたびに自分が歳をとったことを実感するものです。
同時に、自分の残り時間を考えてしまうのも60歳という節目を迎えた年齢です。
また、お金などを失うことも生きている間にあるわけで、そのときの絶望を経験している人多いでしょう。
「カネの次は名誉だ」と白い巨塔の財前又八(財前五郎の義父)の名言がありますが、名誉など死んで銅像とか立ててもらうことぐらいで 何の意味もない。
それよりも 困難に立ち向かう勇気が大事である。
60歳ともなれば「めんどくさい」「勇気より撤退」「あたりさわりのない」などが優先されるかも知れませんが、
ひくところはひいて
押すべきことは、勇気を持って押す
ひくばかりでは、何も始まらないし 勇気を持って行動することをなくしたら あなたは一気に老け込みます。
今日の処方箋
サイボーグ009
石ノ森章太郎 原作 サイボーグ009
「あとは 勇気 だけだ!」
主人公 島村ジョーのことば(ミュートス・サイボーグ編)
圧倒的な力の差があるミュートス・サイボーグのアポロンに、加速装置以外にどんな能力があるのか問わたときにジョーが発した言葉である。
石ノ森章太郎 原作 サイボーグ009は、サイボーグにされてしまった悲しさを背負ったヒーロー像が描かれている。
後の仮面ライダーにも通じる 石ノ森章太郎氏のヒーローの特徴です。
単なるアニメではなく、人間としてきちんと描かれた009は、もう一度見る価値があるでしょう。
オススメは、平成版です。
「三国志」北方謙三
ハードボイルド作家が、書いた三国志 小難しいものではなく 男の生き様と友情を軸に描かれています。
歴史物はちょっと・・・ いいえ 引き込まれます。
長編ですが、ぜひチャレンジしてみてください。