荷物を抱えて、再びバスに乗ってロビーに向かいます。
夜になって蚊が大量発生してきました。
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目次
代わりの飛行機は来ない
蚊を手で払いながら
「代わりの飛行機は来るんですか?」
と私達の問いに
「インドは飛行機が少ないので、修理が終わるまで無理だと思います」
ラジャーン氏は明るく答える。
さすがのインド滞在6日目の我々もかなりショックである。
「今日中にたどり着くのだろうか?」
バスから降りて再び空港ロビーへ
チケットが回収され、ラジャーン氏と川田さんがカウンターへ向かっている。
我々は、ロビーのベンチに座り、他の乗客の姿を「ぼ~」と見ている。
サモサは美味かった
「軽食サービスがありますので、あちらで受け取って下さい。飛行機は修理が終わり次第、出発します」
川田さんの声で軽食を売っている場所に向かう。
ロビーでしっかり席を確保してから、軽食を受け取りに行く。
かなりの行列をかいくぐり、「サモサ」と呼ばれる揚げ餃子のお化けとミルクティを注文
「サモサ」はインドでは有名な食べ物で、カレー味の芋を餃子のような皮でくるんで揚げたものである。
大きさは、今お手元で使っているマウスより大きいと思われます。
大人の握りこぶし位の大きさを想像していただけたらいいかもしれない。
揚げたての「サモサ」はとっても美味しかった。
日本人は我々ぐらいしかいなかった。
サイババ バッグ
ただ、バックパッカーらしき1人旅の日本人青年が「サモサ」を食べている。
彼も「オーランガバード」に行くという話である。
現地語がよくわからないらしい彼は、ラジャーン氏、川田嬢と話しながら、情報収集していた。
ベンチに腰掛けてミルクティを飲んでいると
「人の顔らしいマークのある、怪しいバッグ」を見かけた。
「あれ‘サイババ’の顔じゃない?」
バッグにサイババの似顔絵が描かれている。
「サイババ・バッグだ!」
サイババ・バッグの持ち主は、欧米人しかも金髪の奇麗なおねぇさん! 胸にもサイババ・バッチを付けている。
恐るべきサイババ
TVで見たサイババは確かにいるらしい??????
サイババとは、インドでも超有名な「生き神様?」らしいです。
なんでもサイババのいる街は、専用の飛行場(週に何便か飛んでいるらしい)、インドで一番の病院などを完備し、めぐまれない人々を欧米人などの寄付によって運営しているということである。
そう言えば、これまで立ち寄った空港の土産物屋に、サイババの本が売っていたことを思い出す。
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飛ばないものはしかたがない
「このままだとここで寝るのかな? 毛布くらいくれるかな?」
「ホテルは、大晦日で一杯だというし、まぁバスの中じゃない?」
北海道から見えられたご夫婦と話す。
同じ飛行機に乗っていた人は、我々日本人と違いのんびりしている。
私たちも
「まぁ飛ばないものはしかたがない」
と思いつつ、無事飛行機が直ることを祈っていた。
インドと3時間半の時差がある日本では「紅白歌合戦」がはじまっていた。
はずである。
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【インドからミルクティ】 49杯目 大晦日のフライト
「サモサ」と「ミルクティ」でお腹が落ち着いた我々は、お腹だけではなく精神的にも落ち着いてきた。 スポンサーリンク 飛行機が飛んだぞ 現地時間20:00。搭乗のアナウンスがあった。 飛行機が直ったのです ...
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