ブエルタ・ア・エスパーニャ2026第7ステージは、8月28日(金)にバル・ダルバ(Vall d'Alba)〜アラモン・バルデリナレス(Aramón Valdelinares)の149.8kmで行われ、序盤から逃げ続けたアンドレアス・レクネスンド(Andreas Leknessund/Uno-X Mobility)がグランツール初勝利を飾りました。この日はノルウェーのハラルド5世国王が逝去した日でもあり、Uno-Xは黒い喪章を着けてレースに臨みました。総合ではタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)が首位を堅持し、リードをさらに広げています。
ざっくり3行まとめ
- ステージ優勝はレクネスンド、僚友ヨハンネセンとUno-Xがワンツー、ヴァンアールトが3位。
- 総合首位ポガチャルはリードを約3分50秒に拡大(マイヨ・ロホ堅持)。
- ポイント賞(グリーン)はヴァンアールトがポガチャルを逆転して獲得。
コース紹介
第7ステージは大会2つ目の山頂フィニッシュ(サミットフィニッシュ)。距離は149.8kmと短いものの、約3,600mもの獲得標高を詰め込んだブエルタらしい山岳ステージです。カテゴリー付きの上り(カテゴリークライム)が5つ設定され、レース後半に難所が集中。最後はカテゴリー2のサン・ラファエル峠に続き、標高約1,951mの最終上り「アラモン・バルデリナレス」(9.8km・平均5.9%)でフィニッシュします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年8月28日(金) |
| 区間 | バル・ダルバ 〜 アラモン・バルデリナレス |
| 距離 | 149.8km |
| 種別 | 山岳ステージ(山頂フィニッシュ) |
| 獲得標高 | 約3,600m |
| 最終上り | アラモン・バルデリナレス(9.8km・平均5.9%/標高約1,951m) |
| 主な上り | エル・レモルカドール峠(Cat.2)/ズカイナ(Cat.3)/フエンテ・デ・ルビエロス峠(Cat.3)/サン・ラファエル峠(Cat.2) |

ステージ優勝者:レクネスンドが涙の初勝利
勝ったのはアンドレアス・レクネスンド(Uno-X Mobility)。序盤にスタート直後から動いた逃げ(ブレイクアウェイ)に乗り、最終上りでペースを上げて独走。ヴァンアールトを引き離し、グランツール初勝利をつかみました。ゴール前1.1kmからは僚友トビアス・ハラン・ヨハンネセンがヴァンアールトを突き放して2位に入り、Uno-Xがワンツーフィニッシュ。ノルビ勢のグランツール勝利はトール・フースホフト(2010年)以来のブエルタ制覇となりました。
レース当日の朝、ノルウェーのハラルド5世国王が89歳で逝去。Uno-Xの選手たちは黒い喪章を着けて走り、この日の勝利は国を挙げた追悼の意味も帯びるものになりました。「特別な一日だった」とレクネスンドは語っています。
レースハイライトと注目ポイント
逃げがステージ勝利を争う一方、後方の総合勢(GC=ジェネラルクラシフィケーション)も休戦なし。デカトロンがペースを上げてスキェルモーセらを削ると、上りでフェリックス・ガル(Felix Gall)がアタック。これにポガチャルが即応し、エンリク・マス(Enric Mas)が追走、ロリッチ、クス、オンリー、カラパスらは遅れました。最後はポガチャルがガルとマスも突き放して先着し、総合リードを上乗せしています。
注目:ポガチャルは中間スプリント(インターミディエイトスプリント)で20点、フィニッシュでも加点しましたが、逃げの中でさらに多くのポイントを稼いだヴァンアールトが合計104点とポガチャル(102点)を2点上回り、ポイント賞のグリーンジャージを奪取。ポガチャルの「3賞独占」状態はここで崩れました。
各賞ジャージの状況
第7ステージ終了時点の各賞リーダーは以下のとおりです。
- 総合(マイヨ・ロホ/赤):タデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates-XRG)
- ポイント賞(グリーン/緑):ヴァウト・ヴァンアールト(Team Visma|Lease a Bike)
- 山岳賞(青地に白の水玉):タデイ・ポガチャル
- 新人賞(ホワイト/白):オスカル・オンリー(Oscar Onley)
- 敢闘賞(コンバティビティ):※確認中(La Vuelta公式リザルトを参照)
はじめての方へ:ジャージが重なるとどうなる?
ポガチャルは総合(赤)と山岳(水玉)の両方でトップです。ひとりが同時に2つ以上のジャージを持つ場合、上位のジャージ(今回は総合=赤)を実際に着用します。そのため山岳の水玉ジャージは、山岳賞2位のエンリク・マスが代わりに着用します。ポイント賞のヴァンアールトは自身がリーダーなのでグリーンを着用、新人賞のオンリーはホワイトを着用します。
レース結果一覧
■ 総合成績(GC)トップ5
| 順位 | 選手 | チーム | タイム/差 |
|---|---|---|---|
| 1 | タデイ・ポガチャル | UAE Team Emirates-XRG | 19:32:37 |
| 2 | エンリク・マス | Movistar Team | +3:50 |
| 3 | プリモシュ・ロリッチ | Red Bull-BORA-hansgrohe | +4:50 |
| 4 | フェリックス・ガル | Decathlon CMA CGM Team | +5:01 |
| 5 | セップ・クス | Team Visma|Lease a Bike | +6:05 |
■ ステージ結果 トップ5(参考)
| 順位 | 選手 | チーム | タイム/差 |
|---|---|---|---|
| 1 | アンドレアス・レクネスンド | Uno-X Mobility | 3:49:47 |
| 2 | トビアス・ハラン・ヨハンネセン | Uno-X Mobility | +0:34 |
| 3 | ヴァウト・ヴァンアールト | Team Visma|Lease a Bike | +0:47 |
| 4 | ヤコブ・オムルゼル | Bahrain-Victorious | +0:58 |
| 5 | フアン・フェリペ・ロドリゲス | EF Education-EasyPost | +1:13 |
■ チーム総合 トップ5
| 順位 | チーム | 差 |
|---|---|---|
| 1 | Decathlon CMA CGM Team | — |
| 2 | UAE Team Emirates-XRG | +12:04 |
| 3 | Team Visma|Lease a Bike | +20:35 |
| 4 | ※確認中 | ※確認中 |
| 5 | ※確認中 | ※確認中 |
※チーム総合4〜5位は確認中です。確定情報はLa Vuelta公式リザルトをご確認ください。
■ 山岳賞 トップ3
| 順位 | 選手 | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | タデイ・ポガチャル | UAE Team Emirates-XRG | 29 |
| 2 | エンリク・マス | Movistar Team | 14 |
| 3 | ロレンツォ・フォルトゥナート | XDS Astana Team | 13 |
■ ポイント賞 トップ3
| 順位 | 選手 | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | ヴァウト・ヴァンアールト | Team Visma|Lease a Bike | 104 |
| 2 | タデイ・ポガチャル | UAE Team Emirates-XRG | 102 |
| 3 | マシュー・ブレナン | Team Visma|Lease a Bike | 60 |
■ 新人賞(ヤングライダー)トップ3
| 順位 | 選手 | チーム | 差 |
|---|---|---|---|
| 1 | オスカル・オンリー | Netcompany-INEOS | — |
| 2 | ヤコブ・オムルゼル | Bahrain-Victorious | +3:48 |
| 3 | レオ・ビジオー | Decathlon CMA CGM Team | +6:07 |
次のステージ(第8ステージ)プレビュー
第8ステージは8月29日(土)、プソル(Puçol)〜ヘラコ(Xeraco)。フィニッシュ手前に上り(アルト・デ・バルクス)を含むアップダウンのあるレイアウトで、逃げ切りか、上りをこなせるスプリンター(クライマー寄りのスプリンター)による絞られた集団スプリントかが焦点。マシュー・ブレナンやマッズ・ペデルセン、ヴァンアールトらの動きに注目です。

J SPORTS 放送・配信予定
ブエルタ・ア・エスパーニャ2026は、日本ではJ SPORTSが全21ステージを独占生中継・ライブ配信します(J SPORTS 4/J SPORTSオンデマンド/ABEMA de J SPORTS/Prime Video J SPORTSチャンネル)。
| 番組 | 放送・配信 |
|---|---|
| 第8ステージ(生) | 8月29日(土)午後9:50〜(終了時刻は編成により変動) |
| 解説・実況 | ※確認中(J SPORTS公式を参照) |
※放送時間・解説実況・見逃し配信の詳細はJ SPORTS ブエルタ特設ページで最新情報をご確認ください。
【出典・参考】La Vuelta公式リザルト、ProCyclingStats、CyclingUpToDate、FloBikes、J SPORTS公式(第7ステージ終了時点/2026年8月28日)。