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ミャンマーの休日

【ミャンマーの休日】 その8 強くて速いミャンマー 戦争しないヤンゴン


オープンレストランの続きである。
沸騰している鍋に給仕の若いニイチャンがニコニコしながら野菜や肉(おそらく豚肉&とり肉と思われる)をぶち込みはじめた。
踊りながら煮えてゆく野菜と肉たち(野菜は白菜らしきものと思われる) 煮えてゆく彼等にさらに追い討ちをかけるように蓋をして去って往く給仕のニイチャン
テーブルには、強烈な辛さを自己主張している青とうがらし入りの醤油らしき小皿、透明な液体?
などと共に前菜と思われる中華料理(ミニ春巻き風のようなスティック)が並べられる。

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料理の暑さに辟易している私を他所に「カラコルム峠越え あらいさん」が、セインさんを相手にミャンマー語講座をはじめていた。
「ミャンマー語で 星は? 空は? 子供は? 箸は?」
立て続けの質問に丁寧に答えてゆくセインさん
すげえ と感心している私達・・・

「ところでセインさん お客さんが少ないですね」
と質問
「ああ ミャンマーの人は遊ぶところがないのでみんな早く寝るんです 9時ぐらいになったらみんな寝ていますよ」
おおおお ということは早起き?
「朝はとても早いです」
「仕事は何時ぐらいに始まるんですか?」
「公務員の人は10時から4時半ぐらい働きます 日中は暑くて仕事になりません」
おいおい じゃ 何時働いているの? なんて突っ込みは止めにして次の質問へ
「ミャンマーってどういう意味ですか?」
「ミャンマーは、強くて速い と言う意味です」
「ミャンが強い、マーが速いという意味です」
「じゃぁ ヤンゴンは?」
「ヤンゴンは、もう戦争はしない という意味です。 ヤンが争いですね ゴンが
止める という意味になります」
「良い名前ですね」
と一同感心

気がつくと沸騰鍋の蓋が持ち去られ熱湯で蒸された肉類が踊っている。野菜はと
見ると溶けかかっていた。 鍋の具を小さな茶わんのような器に盛られてゆく
「あちあち」と汗を滴らせて「青とうがらし入りの醤油らしき小皿」につけて
食べる。
で これが美味しいです! もうこの辛さが何とも言えない「好い味だしとる」
どうも熱湯だと思っていた鍋の中は、鳥スープだったらしい。
「この辛いのが食欲のなくなったときにいいんです」
と セインさん  そうかミャンマー人も「夏ばて」するんだ と変なことに感心

楽しい夕食は続くが流石に暑い
給仕のニイチャンは沸騰している鍋に卵と御飯を入れて雑炊を作りはじめた。
「えっ まだ食べろって?」
容赦なく山盛りになる茶わん 御飯は日本と違って長いお米です。
カラコルム体験者「あらい」さんは、まだミャンマー語講座を行っていた
「じゃ数字の1は? 2は? 3は?」
「カラコルム峠越え あらいさん」さんの声を聞きながら雑炊を食べる。
金髪の家族連れ(フランス人と推定)が入ってくる。
30度近くある夜 私は羽田から引きずってきた風邪をすっかり忘れていた。

※この旅行記は、1998年に書かれたものです。

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はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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