首相の年頭所感
電車でiPhoneの使用率が下がっているのと古いiPhoneばかり目立つようになってきたのをみて
「ふと感じたことを書きます」
首相官邸より
内閣総理大臣の年頭所感というものが毎年発表されます。
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2019/0101nentou.html
一部抜粋すると
経済は成長し、若者たちの就職率は過去最高水準です。この春の中小企業の皆さんの賃上げ率は20年間で最高となりました。生産農業所得はこの19年間で最も高くなっています。
とか
景気回復の温かい風が全国津々浦々に届き始める中で、地方の税収は過去最高となりました。
などと
景気のいいことを書いていますが、実感できていない人のほうが多いのではないでしょうか?
日本の株式は、日銀が買い支えているのでなんとか2万円台をキープしています。
今年は、選挙があるので「意地でも2万円キープ」が続くことでしょう。
日銀は昨年1年間に6兆5040億円のETFを購入。
過去最大の買い入れ額だったばかりか、黒田東彦総裁が目安としていた6兆円を軽く突破した。
https://news.nifty.com/article/economy/industry/12136-159828/
新年初日から「買い発動」(716億円)発動
見せかけだけの株式市場維持のため多額のおカネを使っているのです。
ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジストの井出真吾氏の推計によると、日銀の保有株の損益分岐点は1万8434円(11月末)だ。きのうの最安値は1万9241円。あと800円あまりの下落で含み損が現実になりかねない。
「マイナスに転落しないためには、自ら株を買い続け、株価を維持するしかありません。含み損なんてことが公になったら、日銀の信用力は世界的にガタ落ちし、円そのものの信頼度が低下する危険性があります」(黒岩泰氏)
https://news.nifty.com/article/economy/industry/12136-159828/
若者の就職率は、単に人が少ないだけであって、就職人口が減れば「就職率は上がります」加えて人口が多い世代がリタイアすることで「就職率は上がります」
経済は成長は、企業の業績が良いことを指しますが、その企業で働いている人の多くは、派遣社員であるということを忘れてはならない。
コストを落として業績を上げているのである。
経済状況が良ければ、銀行が数万人単位のリストラをするわけがありません。
給与は、上がるひともいるかも知れないけど、社会保険など差し引きも多く、結局、目減りしている人が多いことでしょう。
年金引下げ、支給開始の延長等を含め「将来に不安」を持つ状況となっています。
そんな状況下で「消費税増税」を決行しようとしています。
どう考えても厳しい現実と向き合う一年となるでしょう。
お花畑の首相年頭所感をみてこんな感想を持ちました。
暗い話ばかりで申し訳ありません。
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