翌1998年1月下旬の土曜日
毎回お世話になっている伊勢丹浦和の旅行 代理店に出向く
「今度はどこの国ですか?」
顔なじみになっているお店の女性が声をかけてくる
「ええ ミャンマーに行こうと思いまして」
「ミャンマー!」
どうもこの代理店では
「この夫婦は次にどこに行くのだろう」
と楽しみに しているらしい
「現在3名の方が申し込まれていますよ」
このツアーは昨日発表されたばかりである。
最少催行人数が10人なので 最低10人予約がないとツアーは流れてしまいます。
早速予約をする。
これで5名 10名まであと5人
「まぁ 物好きが5人ぐらいるだろう」
とのんびり待つことにした。
ツアーが決定するのは旅行一ヶ月前です。
その間に私達にできることは、TV、新聞、雑誌(特にSAPIOなど)などの ミャンマーと言う国をチェックすることだけであった。
特に新聞の海外欄での 「テロ」「暴動」という言葉には十分注意した。
「お願いだからクーデターはおこさないでね」
昨年のカンボジアの例もあるし(1997年7月だと思います)いつ何が起っても 不思議ではない。
2月 本屋で「地球の歩き方 ミャンマー編」を見つける。
そして3月の下旬 一本の電話が
「伊勢丹トラベルですけれど ミャンマー旅行 催行保証が出ましたので ビザの 申請のためパスポートをお持ちいただきたいのですが・・・」
「おぉおおおお ミャンマーに行けるぞぉ」
と歓声が我が家に起る。
私達のパスポートは昨年の9月に新しくなりました。
新しいパスポートの最初の ページにミャンマーのビザが載ることになったのである。
今回のミャンマーのビザは団体で取得するためカラー写真が必要になりました。
写真とパスポートを持って伊勢丹トラベルへ出かけた。
「ミャンマーのツアーは10名になったそうです」
物好きな人たちがいるものだなぁ!!!!!
と自分の事を棚にあげて思った。
4月の中旬 ミャンマーまであと1週間ばかりになったころ
パスポートの受け 取りと旅行の説明を聞きに伊勢丹トラベルに出かける。
「ミャンマーのビザができあがりましたよ。 はじめてミャンマーのビザを 見させていただきました」
自分のパスポートを見て驚いた。
ビザの印章の他に一枚の紙が挟まっている。
よく見ると まったく 判別不能の文字が並んでいる。
「これがミャンマー文字か!」
と感動 ミャンマーが近付いて来たことを実感した。
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※この旅行記は、1998年に書かれたものです。
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