We make a living by what we get, but we make a life by what we give.
我々は得ることで生計を立て、与えることで生きがいを作る。Winston Churchill
ウィンストン・チャーチル
世界中で食料品が値上がりしている、
国連の指標によると12ヶ月連続で食料品が値上がりしていると発表された。
その原因は、新型コロナの影響なのか?
アル・ジャジーラの記事から考えてみよう。
世界の食料価格の上昇
世界の食料価格の上昇はほぼ10年ぶりの高値となり、経済がCovid-19危機から抜け出すのに苦労する中、食料品の高騰に対する懸念が高まった.
国連の世界食糧コスト指標は、5月に 12か月連続で上昇、ここ 10年間で最長となった。
継続的にコストがかかれば、おおきくインフレを加速させるリスクがあり、多くの刺激策を行うために中央銀行の役割が重要となる。
世界的に食料品の価格が上昇している。
日本でもコンビニの上げ底とか、おにぎりをふわっとした=米を減らす とか、冷やしちくわ天うどんのちくわが、縦に1/4に切ってあったり・・・・
※これは、たんなる企業の問題もあるけど
話を戻して、では、なぜこうのような状況になったのか?
ALJAZEERAの記事をみてみよう。
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天候不順だけではない深刻な事情
ブラジルの干ばつ
トウモロコシからコーヒーなど主要農産物が壊滅に近い状態となっている。
国立気候変動科学技術研究所のメンバーでもあるラセルダ氏は、「過去の大干ばつは3年、あるいは3年半続いた。だがいまの干ばつは7年も継続中だ」と言う。
アラゴアス連邦大学が2019年に行った調査によれば、バイア州に限っても、面積の16%が砂漠化の影響を受けている。
ブラジル北東部の半乾燥地帯における気候変動を研究しているラセルダ氏は、降水量が急減するとともに、干ばつの日数が増え、最高気温が上昇している状況を目にしている。
東南アジア 植物油の生産量の伸びが鈍化
これが原因で畜産生産者のコスト上昇
中国は、需要の急増によって枯渇している世界の穀物備蓄を減らすことになった。
昨年、予測できないほどの巨額」の外国穀物の購入を実施、世界の食糧事情に大きな影響を与えていることは間違いない。
これらは、原因のいち部分に過ぎないのですが、食料の価格上昇により、30 か国以上で食糧暴動が発生
国連食糧農業機関の上級エコノミスト、アブドルレザ・アッバシアン氏によると
「生産上の問題は深刻で余裕がなくあっている。どの国も需要が予想外に急増しているため食料の備蓄を含めて余裕がなくなっています。」
「これらの要因により、今後、食料の価格を押し上げる可能性がは高く、対応が急務である」
とコメントしている。
影響が大きい食料輸入国
この影響は、食料輸入国、特に最貧国の一部で深刻な状況になっている。
購買力と社会的セーフティネットの限界があり、今後さらに問題が大きくなるだろうと国連は、考えているようです。
そして、パンデミックが食糧の不平等を悪化させ、異常気象と政治紛争も激しくなり世界の飢餓問題は最悪の状況に向かっている。
まとめ
天候の回復がこの問題を解決するという、まさにお天道様任せの状況
日本も食料輸入国でその状況はこれからも続く
海外からの食料がなければ、日本の食生活は、一気に高騰するだろう。
唯一と言っていい自給できる米の生産量は、落ちる一方である。
参考記事:ALJAZEERA
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