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日本のニュースに出てこないニュース

寄宿学校で見つかった215人の遺体 カナダ カムループス インディアン レジデンシャル スクールで何が起きていたか?

2021-06-05

ジェノサイド 上 (角川文庫)

5月26日 カナダの寄宿学校で子供たちの遺体が発見された
その数 215人

この学校で何が起きていたか?
カナダでは、大きな事件として取り上げられている。

寄宿学校で何が起きていたのか?

今回の日本のニュースに出てこないニュースでは
ローマ法王の謝罪要求など 話が拡大しつつあるこの事件を取り上げてみました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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215人の遺体

5月27日 カナダで子供たちの遺体が発見された。
その数 215人
遺体が発見された場所が、カソリック系の寄宿学校だったこともあり、ローマ法王への謝罪要求まで話が広がっている。

カナダの先住民の代表が、先住民を同化させる目的で100年以上前にブリティッシュコロンビア(British Columbia)州に建てられた寄宿学校の跡地から215人の子どもの遺骨が発見されたと明らかにした。

寄宿学校の名前は、

カムループス インディアン レジデンシャル スクール
(Kamloops Indian Residential School)

「カムループス・インディアン・レジデンシャル・スクール(Kamloops Indian Residential School)」は、19世紀後半に設立された139の寄宿学校の中では最も大きく、一度に最大500人の生徒が在籍し、1890年から1969年まで、カナダ政府の意向でカトリック教会が運営していた、

文化的大虐殺

カムループス インディアン レジデンシャル スクールの経緯を見てみよう

1890年に設立
カトリック教会が運営するカムループス インディアン レジデンシャル スクールは、カナダのレジデンシャル スクール システムで最大の学校となり、1950 年代初頭の入学者数は 500 人を数えました。

1870年代から1990年代
150,000 人以上の先住民族の子供たちが、教会によって運営され、先住民族の子供たちを白人カナダ社会に強制的に同化させることを目的とした学校に通うことを余儀なくされました。

2015年
カナダの真実和解委員会は、数十年にわたる寄宿学校制度により、カナダが「文化的ジェノサイド」を犯したと結論付けました。

子供たちは家族から引き離され、原住民の言語を話すことを禁じられ、多くの人が身体的、心理的、性的虐待、その他の虐待を受けました。

目的

学校の目的は、北米先住民やイヌイット、メティス(白人と先住民との間に生まれた人)などの子どもたちに対して政府の植民地主義政策を進めることが目的

先住民族の子供たちをカナダ社会に同化することで言語、文化の消失の危険もあった。

2015年 カナダ真実和解委員会 (TRC) で1870 年代から 1990 年代にかけて 150,000 人以上の先住民族の子供たちを全国の寄宿学校に通わせることで「文化的大虐殺」を犯したと断定されていた。

そして今回の215人の遺体発見でこれまでの政府が行ってきた政策とカソリック教会に対して大きな反発が起きている。

政府の見解では、貧困、社会への適応ということになっている。

かつて謝罪を拒否した教皇 今回は?

バンクーバー大司教の J マイケル ミラーは、SNSで
「元カムループスインディアン寄宿学校で215人の子供たちの遺体が公開された悲惨な事実を踏まえ、この恐ろしいニュースによって大きな打撃を受けた家族やコミュニティに深い哀悼の意を表します」

カナダ真実和解委員会 (TRC)
「法王がカナダで虐待について明確で力強い謝罪をまだしていないことは、生存者やその他の人々を失望させた」

教皇フランシスコは、2018 年の虐待について謝罪することを拒否した
[ファイル: エットーレ フェラーリ/ロイター]

問題は、以前から指摘されていたことに対して
2018年にフランシスコ法王が謝罪を拒否した前例があった。

Pope Francis meets Canada's Prime Minister Justin Trudeau during a private audience at the Vatican, May 29, 2017. REUTERS/Ettore Ferrari/pool TPX IMAGES OF THE DAY

そのときにカナダ議会が再び教皇に謝罪を求める動議を可決した後、ジャスティン・トルドー首相は教会の決定に
「失望した」
とコメントしている

そして今回の遺体発見で教皇の謝罪があるかどうかで注目されていいる。

首相の動向

カナダのジャスティン・トルドー首相は、
215人の先住民族の子供の遺体が寄宿学校で発見された後、オタワの国会議事堂を含むすべての連邦政府の建物に半旗を掲げるよう命じている。

先に謝ったもの勝ちというわけではないだろうが、先に謝罪したことは正解かどうか?

事件の沈静化に教皇フランシスコの謝罪が、必要だと思うのですが・・・

クラウン・先住民関係大臣のキャロリン・ベネットも、先住民コミュニティの「癒やしを解き放つ」には法王の謝罪が必要と訴えている。

最新ユース 国連 2021年6月6日

国連はカナダとカトリック教会に対し、ブリティッシュコロンビア州の寄宿学校で215人の先住民の子供たちの集団墓地が発見された後、調査を行うよう呼びかけています。

また、カナダ首相は、過去の犯罪を無視したとして教会を非難したため、国連の権利専門家は、カナダとカトリック教会に、先住民族の子供の遺体が元寄宿学校で発見された後、徹底的な調査を実施するよう求めた.

「私たちはまだ教会からの抵抗を目にしています」

トルドー首相は語った。

国連は、これに対して
「私たちは当局に対し、発見された遺体の法医学的検査を含む、これらの死を取り巻く状況と責任について本格的な調査を実施し、行方不明の子供たちの身元確認と登録に進むよう求める」

カトリック教会は、このあとどのように動くのか?

続報があったら開催します。

参考記事:ALJAZEERA

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  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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