元大統領が逮捕されるとか、収監されるとか
こんなことは、お隣の国だけかと思ったら、フランスで元大統領が起訴されるという事件が起きている。
今回の日本のニュースに出てこないニュースでは、
サルコジ元フランス大統領が起訴 リビア カダフィから現金もらう
と題して、ニュースの中身をみてみよう。
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目次
カダフィ
リビアのもと指導者のカダフィ ここでドンない人だったのか復習してみよう
ムアンマル・アル=カッザーフィー(アラビア語: معمر أبو منيار القذافي, muʿammar ʾabū minyār al-qaḏḏāfī, 1942年6月7日[1] - 2011年10月20日)は、リビアの軍人、革命家、政治家で、大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国の最高指導者。称号は「リビア最高指導者および革命指導者」(زعيم وقائد الثورة في ليبيا, zaʿīm wa-qāʾid al-ṯawrah fī lībiyā, ザイーム・ワ=カーイド・ッ=サウラ・フィー・リービヤー)、「敬愛なる指導者」(الأخ القائد, al-aḫ al-qāʾid, アル=アフ・ル=カーイド)[2]。1969年のリビア革命によって政権を獲得後、2011年に至るまで長期にわたり独裁政権を維持したが、2011年リビア内戦によって政権は崩壊、自身も反カッザーフィー派部隊によって殺害された[3]。
日本では一般にカダフィ大佐という呼称で知られている。1993年から2009年まで1リビア・ディナール紙幣に肖像が使用されていた。
ウィキペディア
アフリカのリビアの元指導者で独裁者と言われている。
フランスとの繋がりは、結構ふるくからあって
1984年に地中海のクレタ島でフランス大統領のフランソワ・ミッテランと会談
2007年にニコラ・サルコジがリビアを訪問
そのときに
サルコジ元大統領は、会談後の記者会見で
「大佐に人権改善を要請した」
とコメント
しかしこのコメントは、「そのような話はなかった」というカダフィのコメントで収束
そのカダフィから多額の現金が、サルコジ元大統領に5,000万ユーロに及ぶ資金援助をしたということが明るみに出た。
サルコジってどんな人?
ニコラ・ポール・ステファヌ・サルコジ・ド・ナジ=ボクサ(フランス語: Nicolas Paul Stéphane Sarközy de Nagy-Bocsa、1955年1月28日 - )とは、フランスの政治家。第23代フランス大統領(2007年5月16日 - 2012年5月14日)及びアンドラ共同大公。国民運動連合や、その後継の共和党総裁などを歴任した。フランスの大統領としては異色の新保守主義者、新自由主義者とされる。ユダヤ人を母に持つハンガリー移民2世で、ともにアメリカですら例のない移民2世、ユダヤ系の大統領の誕生はフランスの多民族国家化を強く印象づけた。ただし後述の通り、在任中は人種差別的な発言を繰り返し、たびたびマスメディアを騒がせた。カトリック信者である。
ウィキペディア
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こんな逸話も残っている
2007年、フランス大統領選挙に立候補。保守層や勤労世帯を中心に支持を集め、同年5月6日の決選投票で社会党のセゴレーヌ・ロワイヤルを下し、大統領に当選する。同月16日、第23代大統領に就任
大統領に当選直後、地中海に自家用ジェット機とマルタの豪華ヨット(全長60メートル、推定賃料週20万ユーロ=約3,240万円)でクルージングし、野党からはあまりに豪華すぎると批判された。これに対し彼は「何が問題か。私は逃げも隠れも謝りもしない」と反論した。
日本に対しては、前大統領のシラク氏と違い、明らかな嫌悪感を示していた。
例えば、相撲に対して
「ポニーテールの太った男同士が戦うことがなぜそんなに魅力的なのか。(相撲は)インテリのスポーツではない」
と発言をしていたが、こえは、親日家でもあるシラク前大統領との違いを強調したとも言われているが、定かではない。
実は、日本についてあまり知見がなかったとも言われている。
元大統領起訴
フランスのサルコジ前大統領は、2007年の選挙運動にリビアの現金を使用したという主張で起訴された、と金融犯罪検察官は金曜日にAFP通信社に語った。
この起訴に対して
サルコジ元大統領は、Facebookページで無実と反論した。
事件の内容は、2007年にサルコジ氏が大統領選挙で当選した時に、リビアのカダフィから5000万ユーロ(日本円で 約61億円:2020/10/18現在)の資金援助を受けた容疑である。
その見返りかどうかは、これからの裁判によりますが、
2011年、NATOの支援を受けた軍隊がカダフィを権力の座を追い出し、殺害したことに
サルコジ氏は、
「リビアへのフランス主導の軍事介入に激怒した」
と言われている。
しかし、起訴内容はこれだけではなかった。
2つの事件
2012年の再選キャンペーンへの過剰支出を隠すために請求書を偽造した疑い
もうひとつは、最高裁判事に対する関与に関することである。
まとめ
フランスでは、故ジャック・シラク氏もパリ市長時代の公的資金の横領と悪用により、2011年に執行猶予付きの2年の刑を言い渡されている。
さらに、2020年の6月 フィヨン元首相に対して公的資金の流用で禁錮5年(うち2年実刑)、罰金37万5千ユーロ(約4500万円)の判決懲役刑の判決が出ている。
そして妻も詐欺容疑で共謀者として執行猶予の判決が出されている。
日本ではあまりニュースにならないけど、どこの国も権力者がその座を降りた時にいろいろと表に出てくるものらしいです。
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