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日本のニュースに出てこないニュース

2026年10月26日 速報|トランプ氏「取引か、終わらせるか」イラン攻撃は否定も選挙後に焦点

基準日時:2026年10月26日 06:32(JST) イランとアメリカの戦争、ホルムズ海峡、そしてイエメンのフーシ派とサウジアラビアの戦闘を、アルジャジーラを軸に米欧・中東・イラン国内メディアの報道から整理しました。

🔵 信頼度ラベルの見方:🟢=複数ソースで確認済み/🟡=単一ソースまたは当事者の公式主張/🔵=編集部による分析・解説。各段落の冒頭に付けています。日付は原則として現地報道の日付で、時刻が分かるものは(JST)で日本時間を併記しています。

今回のポイント

項目 最新の状況
米国 トランプ大統領が25日「今日の攻撃はない」と即時攻撃を否定。一方で「取引するか、終わらせるか」と二択を提示
イラン アラグチ外相「戦争があってもなくても政策は変わらない」。軍は米艦艇のペルシャ湾進入を認めないと警告
ホルムズ海峡 通航はほぼ停止状態が続く。イラン側はタンカーの機雷被害などを主張(未確認)
フーシ派×サウジ 24〜25日にリヤド、メッカ州、南部へ弾道ミサイル・ドローン。サウジ側は多数を迎撃
和平交渉 カタールの仲介団がテヘラン入り(米国と調整)。6月の「イスラマバード覚書」の扱いで対立
原油 23日終値でブレント116.72ドル、WTI103.27ドル。ともに100ドル超え

🟡 ポイントの詳細は以下の各セクションで、情報源と信頼度ラベルを付けて説明しています。数字や当事者の主張には、まだ確認が取れていないものも含まれます。

米国:トランプ大統領「取引か、終わらせるか」

🟢 トランプ大統領は25日(JST:2026/10/26未明ごろ)、ミシガン州での選挙集会に向かう際、日曜日の攻撃の可能性を記者に問われ「言うと思うか? でも答えはノーだ。攻撃はない」と述べました。アナトリア通信とロシアのタス通信が伝えています。

🟡 同大統領はフォックス・ニュースに対し「彼らと取引するのか、それとも終わらせるのか。問題はそれだけだ」と語り、「我々は今ホルムズ海峡を支配している。彼らは何も得られない」とも主張しました。海峡の「支配」はイラン側も主張しており、双方の言い分は食い違っています。

🟢 発端は、トム・バラック駐トルコ米大使(シリア担当特使)が23日のインタビューで「今週末に攻撃はあり得るか? もちろんだ」と答えたことでした。トランプ氏は「私の大使が?」と知らなかった様子を見せたうえで、同日夜のフロリダ州フォートマイヤーズでの集会(JST:2026/10/24午前)で「もう一度、ちょっとした『エピック・フューリー(壮絶な怒り)』をやるかもしれない。さもなくば彼らが合意する」と発言しました。ロイター通信、タイムズ・オブ・イスラエルなどが報じています。

🟢 「エピック・フューリー」は、2月28日に始まった米国・イスラエルによる対イラン軍事作戦の名称です。トランプ氏は10月8日に「11月3日の中間選挙前にはイランを攻撃しない」と表明しており、この約束は撤回されていません。

🟢 一方、ABCニュースとニューヨーク・タイムズは、米軍とイスラエル軍が中間選挙後に「短期集中型」の再攻撃計画を策定していると報じました。標的にはエネルギー施設、核関連施設、ミサイル・ドローン戦力が含まれるとされます。ホワイトハウスは「中間選挙前に攻撃することはない」と回答しています。

🟢 米情報機関は、イランが中東内外で米政府関係者を狙う動きを「大幅に強めた」と評価し、一部の計画は「進んだ段階」にあるとしています(アクシオス、ABCニュース)。CNNによると、米国はレバノン、アラブ首長国連邦、カタール、ヨルダンの在外公館から一部の外交官と家族を目立たない形で移動させています。

トランプ大統領のSNS投稿・発言まとめ

日付(JST) 場・媒体 内容
2026/10/09 トゥルース・ソーシャル(SNS) 「イランと生産的な協議をしている」「封鎖は完全に維持」「中間選挙前には攻撃しない」「イランに核兵器は持たせない」
2026/10/22〜23 トゥルース・ソーシャル(SNS) ホルムズ海峡でのタンカー被害報道について「(イランは)偽の被弾や機雷までねつ造している」。中間選挙前に原油高を狙っていると主張
2026/10/24 フロリダ州の選挙集会 「もう一度ちょっとしたエピック・フューリーをやるかもしれない。さもなくば彼らが合意する」
2026/10/25〜26 記者団・フォックス・ニュース 「攻撃はない(今日は)」「取引か、終わらせるか、それだけだ」

🔵 発言は「強い圧力」と「攻撃しない約束」を同時に示す内容が続いています。選挙前の国内向けメッセージと、イランへの交渉圧力の両面があるとみられ、言葉だけで次の行動を読み切るのは難しい状況です。

イランの公式見解と軍の動き

🟢 アラグチ外相は25日、テヘランでのテレビ中継されたイベントで「戦争があろうとなかろうと、我々の政策は同じだ」と述べました。米国はすでに2度攻撃を試みて結果を知っているとし、3度目でも結果は変わらないと強調。ホルムズ海峡の航路と管理のあり方は「以前と同じではない」とし、地域の平和には外国軍の撤退が必要だと語りました(ABCオーストラリア、ワシントン・タイムズ)。

🟡 タスニム通信によると、アブドッラーヒ軍参謀総長は24日(JST:2026/10/24 15:16ごろ)、「米軍艦艇がペルシャ湾に再び入るのは夢でしかない」と述べ、いかなる状況でも米艦艇の進入を認めないと警告しました。

🟡 革命防衛隊(IRGC)のジャヴァニ将軍は21日、国営アルアーラムに対し、米国がイランの民間インフラを攻撃すれば、ホルムズ海峡の海底を通る7本の主要ケーブルを含むインターネット回線を標的にし得ると警告しました(オマーン・オブザーバー)。

🟡 ダルズィ国連大使は、イランは核保障措置(セーフガード)の義務を放棄も停止もしていないと説明。イラン、ロシア、中国など12カ国は国連で「核施設を攻撃してはならない」とする共同声明を出しました(イラン・インターナショナル)。

🟡 アラグチ外相によると、ペゼシュキアン大統領は来週モスクワを訪れ、27日のガス輸出国フォーラム首脳会議に合わせてプーチン大統領と会談する予定です。

ホルムズ海峡:通航ほぼ停止、機雷被害の主張も

🟡 国際通貨基金(IMF)の「ポートウォッチ」では、18日のホルムズ海峡通過は4隻で、危機前の1日平均約85隻を大きく下回りました。24日時点で、海峡周辺で待機中の船舶は約100隻とされます(海峡モニタリングサイト「ストレイツ・ライブ」)。

🟡 IRGC海軍は24日、イランが認めない「無許可航路」を通った超大型タンカー2隻(積載量計450万バレル超)が機雷に触れ航行不能になったと主張しました。海事当局による確認は取れていません。22日にはタンカー7隻が被弾・触雷したとも主張しています。

🟢 英海事貿易作戦局(UKMTO)は23日午後、海峡内でタンカーが正体不明の飛翔体を受けたと報告しました。タンカーは航行を続けたとされます(ABCニュース)。アルジャジーラは、アラブ首長国連邦ウンム・アル・カイワインの海岸に、タンカー攻撃後の油が漂着したと報じました。

🟢 米国はイランの港に対する海上封鎖(逆封鎖)を続けており、イランは「封鎖が解除されるまで海峡は開かない」との立場です。サウジ産原油は紅海側のヤンブー港経由の輸出が増えています。

🔵 被害をめぐっては、イラン側が「多数を撃破」と主張し、トランプ氏が「ねつ造」と反論する構図です。第三者による確認が少ないため、個別の被害情報は慎重に見る必要があります。ただ、通航隻数が極端に少ない状態は複数のデータで一致しています。

フーシ派とサウジアラビア:首都・聖地周辺で迎撃続く

🟢 サウジ主導の連合軍のマリキ報道官によると、25日朝、リヤドに向けた弾道ミサイル1発とドローン1機、南西部ハミスムシャイトを狙った巡航ミサイルを撃墜。さらに南部を狙った弾道ミサイル10発を迎撃しました。リヤドでは爆発音が聞かれました(アルジャジーラ、AFP、AP)。

🟢 サウジ民間防衛庁によると、ハミスムシャイトとアハド・ラフィーダで迎撃ミサイルの破片が落下し2人が負傷、住宅3棟と車両7台が損傷しました。24日夜にはメッカ州のジッダ、ターイフ、ラービグ周辺にも破片が落ちています。

🟡 フーシ派のサリーア報道官は、24日にサウジの空港3カ所、エネルギー施設、パイプライン、空軍基地を攻撃したと主張。ヤンブーのアラムコ施設、ラービグ製油所、東西パイプラインを標的に挙げました。サウジ側はヤンブーとターイフに向かったミサイル2発の撃墜を発表しましたが、石油施設の被害は確認されていません。フーシ派は聖地メッカ・メディナを狙ったとの見方を「大うそ」と否定しています。

🟢 リヤドのキング・ハーリド国際空港は、10日のフーシ派攻撃(13人死亡、300人超負傷)で運用を止めていましたが、25日に第2ターミナル(国際線)と第1ターミナル(国内線)で再開しました。フーシ派は同空港を「軍事目標」とし、航空会社や旅行者に利用しないよう警告しています。

🟡 湾岸協力会議(GCC)のブダイウィ事務局長は、聖地周辺への攻撃を「聖地の神聖さへの重大な侵害」と非難しました。サウジでは警戒情報が出ており、2027年1月のダカール・ラリーはサウジ国外への移転が決まりました。

🟢 イエメン国内では、フーシ派が10月4日から南西部タイズを包囲し、25日には市街を見下ろす要衝ジャバル・サブルに前進しました。政府側は24時間で736回の攻撃を行い、307人を「無力化」したと主張。国連は約80万人に支援が届かなくなるおそれを警告しています。サウジ軍とみられる空爆は24日、首都サヌアのアスル地区を攻撃しました。

🟡 パキスタン、サウジアラビア、トルコは8月7日に「メッカ共同防衛協定」に署名し、10月5日には部隊展開の加速で合意しています。パキスタン外務省は自国部隊がイエメン領内には入らないとしています(アルジャジーラ)。

和平交渉:イスラマバード覚書をめぐる綱引き

🟢 6月にパキスタンの仲介でまとまった14項目の「イスラマバード覚書(メモランダム・オブ・アンダースタンディング)」は、米国の海上封鎖を30日以内に解除、ホルムズ海峡の再開、凍結資産約240億ドルの段階的解除、核問題を含む60日間の追加協議などを定めていました。60日の期限は8月中旬に延長なく切れ、双方が相手の違反を非難しています。

🟢 パキスタンのムニール陸軍元帥(参謀長)は20日にテヘランを訪れ、ペゼシュキアン大統領、アラグチ外相、ガリバフ国会議長らと会談しました。4月の停戦以降5回目の訪問です。ペゼシュキアン大統領は「圧力、脅し、制裁の撤回が交渉の前提」と伝えました。

🟡 ロイター通信によると、25日にはカタールの仲介団が米国と調整したうえでテヘランを訪れ、緊張緩和策を協議しました(タス通信経由)。アラグチ外相は21日、パキスタンとカタールを通じた間接協議は「途切れることなく続いている」と述べています。

🟡 イランは海峡を6日目に全面再開する「7日間計画」を提示済みで、アラグチ外相は「米国は条件を受け入れたが、追加条項を求めた」と説明。タスニム通信が伝えた関係者は24日、「新提案はしていない」「海峡と封鎖の交換という取引は受け入れない」と、サウジ系アルアラビーヤの報道を否定しました。

🔵 争点は「順番」です。米国は核問題を先に、イランは封鎖解除と圧力の緩和を先に求めています。イラン最高安全保障委員会のレザイ書記は、濃縮核物質の国外搬出を認めないと述べており、核問題での隔たりも大きいままです。

欧州(EU・英国)の動き

🟢 23日、トルコのイスタンブールで、トルコ、エジプト、パキスタン、サウジアラビアの4カ国と、英国、フランス、ドイツ、イタリアの外相が初めて会合を開きました。全員が「イランへの新たな軍事攻撃は行うべきでない」との認識で一致し、ホルムズ海峡の航行の自由の即時全面回復を求めました。ただ、停戦や再開日程、拘束力のある宣言は出ていません。

🟡 英国のミリバンド外相はこの戦争について「長く続きすぎた」と述べました。フランスのバロ外相は再エスカレーションが原油・ガス市場に深刻な影響を与えると警告しています。

🟡 欧州連合(EU)は10月中旬の首脳会議の結論文書で、中東諸国に対するイランの攻撃を非難し、イランとその代理勢力に攻撃停止を求めました。EUは5月、ホルムズ海峡の航行妨害に関与する者を制裁対象にできる法的枠組みも導入しています。

🟡 イランの最高安全保障委員会に近いヌール・ニュースは、イスタンブール会合を受けて「米国と欧州がまず譲歩すべきだ」と主張しました。

イラン国内の経済・社会・政治

🟡 イランの通貨リアルは記録的な安値が続き、10月1日には自由市場で1ドル=259万3000リアル(25万トマン超)に達しました。公定レートとの差は大きく開いています(イラン・インターナショナル、フォーチュン)。

🟡 イラン統計センターによると、年間インフレ率は73.6%、前年同月比では過去最高の89.8%。食品価格の上昇が全体を上回り、低所得層への打撃が大きくなっています。

🟡 中央銀行は最大20億ドルの現金ドルを売却し、リアル安を抑える方針です。成人は国民IDカードで最大1万ドルまで購入できます。ただ政府系紙「イラン」も「上昇を遅らせても流れは変えられない」と認めています。

🟡 国会では強硬派議員が「物価上昇のうち戦争の影響は25%以下」と経済閣僚を批判し、弾劾をちらつかせています。マダニザデ経済相は、ベッセント米財務長官の「リアル急落は米国の圧力が効いている証拠」との発言に反論しました。

🔵 通貨安と高インフレは、生活の苦しさを通じて政権への不満を高めかねません。一方で外からの圧力が強まると、国内では「外敵への結束」が強調されやすく、交渉で柔軟になりにくい面もあります。

原油価格(最新)

指標 価格(1バレル) 前日比 時点(JST)
ブレント(国際指標) 116.72ドル +3.55ドル(+3.14%) 2026/10/24 03:30ごろ(23日終値)
WTI(米国産) 103.27ドル +3.80ドル(+3.82%) 2026/10/24 03:30ごろ(23日終値)

🟢 ブレントは23日、4月29日以来約半年ぶりの高値で取引を終え、週間では約6%上昇しました。WTIも100ドルを上回っており、両指標とも「100ドルの節目」を超えた水準にあります。オイルプライス・ドットコム、インベスティング・ドットコム系の相場情報、金融ニュースサイトの終値を突き合わせて確認しました。

🟢 週末は取引がなく、先物市場は米東部時間25日午後6時(JST:2026/10/26 07:00)に再開します。本記事の基準時刻(JST:2026/10/26 06:32)時点では、上の金曜終値が最新の確定値です。

🔵 週明けは、フーシ派が主張するヤンブー・ラービグの石油施設被害が確認されるかどうかが大きな焦点です。被害が確認されれば一段高、確認されなければ上昇分の一部が戻る可能性もあります。値動きが非常に速いため、公開時点で最新価格の再確認をおすすめします。

今後の注目日程

日付(JST) 予定 注目点
2026/10/26 07:00 原油先物の週明け取引開始 週末のフーシ派攻撃・トランプ発言への反応
2026/10/27 イスラエル総選挙 トランプ氏はネタニヤフ首相を支持。結果次第で対イラン方針に影響も
2026/10/27 ガス輸出国フォーラム首脳会議(モスクワ) ペゼシュキアン大統領とプーチン大統領の会談
2026/10/29 03:00 米連邦準備制度理事会(FRB)の政策発表 原油高とインフレへの姿勢
2026/11/03〜04 米中間選挙 「選挙前は攻撃しない」約束の期限。選挙後の再攻撃計画が焦点
2026年11月下旬 米空母の追加展開(予定) 中東での米軍の態勢強化

編集部の見方

🔵 現時点では「選挙前は攻撃しない」という米側の約束が一つの歯止めになっています。ただ、再攻撃計画の報道、トランプ氏の「取引か、終わらせるか」発言、イラン側の強硬姿勢が重なり、11月3日の中間選挙後に向けて緊張が高まりやすい状況です。

🔵 外交では、カタールとパキスタンの仲介、そしてトルコ主導のイスタンブール会合など、「攻撃回避」を求める動きが広がっています。交渉の争点は、封鎖解除と海峡再開、核問題を「どの順番で」進めるかに絞られつつあります。

🔵 フーシ派とサウジの戦闘は、イランと米国の対立とは別の戦線として激しさを増しています。サウジの空港や石油施設が狙われると、原油価格だけでなく航空や物流にも影響が広がるため、湾岸の動きとあわせて見ていく必要があります。

主な情報源

※本記事は公開情報をもとに作成しています。戦況や価格は刻々と変わるため、最新情報は各報道機関の発表でご確認ください。

  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと過ぎたの「元金融系システム屋」です。 現在は、社内SEのアルバイト件システム構築やってます。 シンガー 森口博子とアーティスト 中村中の大ファン

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