有馬記念
競馬に詳しくない人も話題になる 年末の大きな競馬レースです。
その有馬記念で引退するキセキという競走馬がいます。
今回のはぼぞうの穴馬予想(番外編)では、
これまで競馬を盛り上げてくれた一頭の競走馬について感謝の意味を込めて記事を書きます。
題して
キセキが奇跡を呼び起こす 有馬記念ラストラン
感謝とラストランの無事を祈って記事を書きます。
目次
ありがとうキセキ
本当に愛される馬でした。
Twitterで #キセキで検索するとキセキがどれだけ愛されているかわかることでしょう。
②キセキ本当にお疲れ様!一生懸命走ってくれてありがとう#有馬記念 #引退式 #キセキ #競馬イラスト pic.twitter.com/Kod4Sv5KZR
— マイコ🦋イラスト (@m1c_pic) December 26, 2021
【愛馬と共に戦った5年間】
競馬ラボでも何度もインタビューさせていただいた、キセキと清山助手の名コンビ。5年間ありがとうございました。#競馬 #keiba #キセキ https://t.co/U9pji1GpZ3 pic.twitter.com/uqugU8OqNm— 競馬ラボ (@keibalab) December 26, 2021
有馬記念に #キセキ が出走します
今回でラストランとなります
キセキも他の人馬も全頭無事に、どの馬も力を出し切れる素晴らしいグランプリとなりますように
応援よろしくお願いします!! pic.twitter.com/7lDgGyVt2A— 下河辺牧場 (@Shi_mo_ko_be) December 25, 2021
キセキという馬
ここでキセキという馬を紹介しよう。
キセキ (英: Kiseki、香:神業) は、日本の競走馬。2017年の菊花賞の勝ち馬である。
2歳(2016年)
12月11日阪神の新馬戦に2番人気で出走。道中3番手の外を追走すると直線で抜け出し3馬身半差をつけて圧勝した
3歳(2017年)
セントポーリア賞(500万下)
1番人気に推されたが、直線で伸び切れず5着
すみれステークス (OP)
単勝1倍圏内の支持を集めるも先に抜け出したクリンチャーやタガノアシュラを捉えきれず[6]、毎日杯では直線で上がり3ハロン33.4秒の末脚で先団に追い付くも惜しくも届かずともに3着
賞金を加算できず春のクラシック出走を断念し休養に入る
中京の3歳以上500万下
復帰後方から追い込んで先行勢を瞬く間に差し切り、2着に2馬身差をつけ2勝目(福永祐一騎手はJRA通算2000勝)
信濃川特別(1000万下)
後方で脚を溜め、直線で楽に抜け出し連勝、3勝目
神戸新聞杯(GII)
本年の東京優駿(日本ダービー、以下「ダービー」と記述)を制したレイデオロに次ぐ2番人気に支持される。レースでは道中は中団で待機し、直線では内側で馬群の隙を見つけるとすぐさま前へと進出し、残り200m付近からはメンバー最速となる上がり3ハロン33.9秒の末脚で先に抜け出したレイデオロに迫るが、差が既に開いており、2馬身届かず2着に敗れた。しかし負けはしたものの、菊花賞への優先出走権を獲得した
菊花賞(GI)
レースでは道中中団のやや後ろを追走し、3〜4コーナーでの坂付近から徐に前進し、直線で溜めていた脚力を遺憾なく発揮し、上がり3ハロン40.0秒[14]という異例の消耗戦の中、逃げ粘るクリンチャーらを残り100m付近で差し切り、追い縋るミッキースワローやポポカテペトルらを振り切って2着に2馬身差をつけ優勝
ルーラーシップ産駒として初めて重賞を制覇
香港ヴァーズ(G1)
12月10日に開催される香港ヴァーズ(G1)に出走のため海外遠征を行っていたが、12月4日になって左前肢に皮膚病が認められたこと、検疫厩舎内で他馬と隔離された環境に移動させられたことが発表された[18]。皮膚病自体は軽いものであり、調教メニューも通常通り行われたが、迎えた香港ヴァーズ本番では向こう正面までいい手応えを保つも、直線で伸びず9着に沈んだ。
4歳(2018年)
日経賞(GII)
1番人気で出走 最後の直線では伸びきれず9着に敗れた
宝塚記念
ファン投票1位のサトノダイヤモンドに次ぐ2番人気に支持される。レースでは香港馬ワーザーと並ぶ形で最後方から追走し、直線ではメンバー中3位の上がりで追い込んだが前が開かずに8着に終わった
毎日王冠(GII)
58kgを背負ったこともあって6番人気まで支持を落としたが、逃げたアエロリットを2番手から追走して直線でも粘り、ステルヴィオには交わされたものの3着に入った
天皇賞(秋)(GI)
レイデオロやスワーヴリチャードなどの実績馬が揃い、単勝オッズは6番人気に留まった。12頭中10番枠の外枠となったが、スタートから加速して2コーナーで先頭に立つと、後半は更にペースを上げて後続に2馬身の差を付けたまま先頭で直線に入り、ゴール手前でレイデオロとサングレーザーには差されたものの3着に逃げ粘った[
ジャパンカップ(GI)
三冠牝馬アーモンドアイが1.4倍の圧倒的な支持を受ける中で、スワーヴリチャードとサトノダイヤモンドに次ぐ4番人気
前半1000m59秒9 2000mは1分57秒2 世界レコードを出したのだが、その先に
アーモンドアイがいた
ルメール騎手は、「キセキは強い馬で止まりません」とコメントした。
このレースが、キセキのピークだったのかもしれません。
暮れの有馬記念では、5着と破れてしまった。
この秋は、Gレースに連続出場 強い馬体が証明された。
5歳(2019年)
大阪杯(GI)
ワグネリアンやペルシアンナイトなど本馬を含めてGI馬8頭、更にサングレーザーやエアウィンザーなどの実力馬も出走する豪華メンバーの中で、前年の有馬記念を制したブラストワンピースに次ぐ2番人気に支持された。レースではスローペースで逃げるエポカドーロを2番手から追走し、直線では馬場の中央から脚を伸ばしたが、内から追い込んで来たアルアインにクビ差及ばず2着に敗れた
凱旋門賞に参戦するため日本を出国
フォワ賞
3着
凱旋門賞
スミヨンとのコンビで出走 最後まで先頭との距離を詰められず7着に敗れた
有馬記念
ファン投票ではアーモンドアイ、リスグラシューに次ぐ3位の票数を集め、鞍上にはライアン・ムーアを迎えた。レース本番ではスタートで後手を踏み先行することができなかったものの、アエロリットが大逃げした事でペースが流れ、直線で追い込んで5着
6歳(2020年)
阪神大賞典
スタートで大きく出遅れ、その後も折り合いがつかず7着
天皇賞(春)
武豊を背に昨年の勝ち馬で連覇を狙うフィエールマン、本馬が敗れた阪神大賞典を快勝したユーキャンスマイルに次ぐ3番人気でしたが、最後の直線半ばで力尽き6着
京都大賞典
浜中俊との初コンビを結成した。1番人気に推されたレースでは、スタートで後手を踏み、道中は最後方を追走したが、3コーナーから徐々に進出を開始。直線でも追い込んだが、グローリーヴェイズに3/4馬身差及ばず2着に惜敗
天皇賞(秋)
武豊を背に挑んだのですが、5着に敗れる。
ジャパンカップ
1000m通過57秒9のハイペースで大逃げを打ったが直線で力尽き8着
有馬記念
スタートで出遅れてしまい、道中追い上げたが12着
7歳(2021年)
金鯱賞
最後方から上がり最速の脚を使ったが5着
香港に遠征クイーンエリザベス2世カップに出走
7頭立てのうち4頭が日本馬というなか日本馬が上位を独占し、キセキは4着
宝塚記念
福永祐一とコンビを組む。
レースは好位でリズム良く運んだが、勝負所からジリジリとした脚となり5着に敗れた
7月から8月にかけて京都競馬場が行ったアイドルホースオーディションでは最終3位となり、アイドルホース化が決定
京都大賞典
和田竜二との初コンビで挑み3着
ジャパンカップ
出遅れて最後方からのレースとなるも向正面でまくり気味に先頭に立って逃げたが、直線で失速し10着と大敗
こうやって 結果だけ見ると なんか 大したことのない馬に思えるのですが、ひとつひとつのレースをみると キセキが走ることでレースが、動くということがわかります。
先日開催されたジャパンカップもダラダラしたレース序盤、最高峰から一気に先頭に駆け上がったキセキによってペースが早まり、激熱なレースとなった。
どこかのテレビ局のアナウンサー曰く
「キセキはなにをやりたかったのでしょうか?」
なんて 言ってましたけど
「馬の名前を間違えたり 着順をきちんと言えない 実況アナウンサー」
に言われたくない。
命をかけて全力で走り続ける競走馬に失礼である。
キセキはドラマチック
ここまでの戦績をみると G1一勝しただけの競走馬とだけしか記録されないけど
キセキのレースはどれもドラマチックに展開されている。
追い込み馬、差し馬、逃げ馬と多彩なレースっぷり
ゲートの出遅れ、暴走気味なレース、ジャパンカップでのアーモンドアイとの死闘
などなど 退屈なレースなどひとつもない。
キセキは、愛される競走馬であることがわかる
SNSを見てもキセキ人気はかなり高くアイドルホースである。
勝鞍こそ少ないけれど、故障もせず 毎回精一杯激走するキセキは、見ている人たちを熱くさせてくれている。
そうでなければ、有馬記念に人気投票で選出されることもありえない。
生涯成績 31戦4勝
中央:27戦4勝
海外:4戦0勝
獲得賞金 7億140万3000円
(2021年10月10日現在)
獲得賞金が、7億円を超える立派な競走馬であることは間違いない。
キセキは、最終コーナーで先頭になっていることが多いけど
「先頭にしか見えない景色」を何度も見てきたキセキはラストランで何を見るのだろう。
そして有馬記念である。
競馬は絶対ではないし、出走する全馬に可能性があるのです。
そうです キセキが、優勝する可能性は、0ではありません。
名前通り キセキが起きるのをこの目でみてみたい。
ルーラーシップの血統
引退後は、種牡馬として ルーラーシップの血統を残してゆくことになりそうです。
数年後にキセキの子どもたちが、ジャパンカップで勝つところを見てみたいものである。
予想
有馬記念は、人気上位が、そのままの順位になる可能性が高いレースです。
しかし、上位3頭のうち1頭は、人気薄が来る可能性があるレースでもあります。
馬番も15番と圧倒的に不利である。
キセキが上位に来るかどうかわかりませんが、JRAのキャンペーンの「マツケンアリマ」からすると
松山弘平騎手の操るキセキがサイン馬券ともいえなくはない。
キセキらしく 逃げ切りでぶっちぎって 勝ってほしい、
と穴馬予想は、土曜日に公開する予定です。
本命決着でした。
こればかりは、仕方がない
【全着順】
1着 エフフォーリア 1人気
2着 ディープボンド 5人気
3着 クロノジェネシス 2人気
4着 ステラヴェローチェ 3人気
5着 タイトルホルダー 4人気
6着 アリストテレス 9人気
7着 アカイイト 6人気
8着 モズベッロ 14人気
9着 ユーキャンスマイル 16人気
10着 キセキ 7人気
11着 ウインキートス 12人気
12着 シャドウディーヴァ 13人気
13着 パンサラッサ 8人気
14着 ペルシアンナイト 11人気
15着 メロディーレーン 15人気
16着 アサマノイタズラ 10人気
無事に全頭帰ってきました。
ラストランは、少しだけ見せ場を作りましたが、奇跡は起こりませんでした。
でも、これまで 熱いレースを戦ってくれたキセキに感謝です。
この悔しさは、子どもたちが、かなえてくれることでしょう。