「敗北を知っているものこそ頂点を目指すにふさわしい」
競馬を単なるギャンブル、金儲けとして見ている場合、気づくことはないと思いますが、
競馬は、競輪、競艇、オートレースなどとは違い、人間の意志ではどうにもならない不確定要素だらけの競技です。
騎手がよくても馬がやる気がなければ負けるし、馬が優れていても騎手がミスを犯したら負ける。
だから AIを使っても当たらない。
昨年、秋のG1レースに出続けたキセキという競馬馬
このブログでも取り上げたのですが、昨年の秋競馬の主役でした。
京都新聞杯で始動 3位
またしても勝てなかった。
そして、夏の有馬記念とも言われる 宝塚記念
このファン投票で出場場が決定される「宝塚記念」には、G1馬がズラリと登場
レイデオロ、アルアイン、スワーヴリチャード、リスグラシュー、マカヒキそして ファン投票2位のキセキ
鞍上は、もちろん川田騎手
決して得意な競馬症ではない阪神競馬場
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目次
枠番1
枠番1 最内からのスタートは、馬場が荒れている状況で有利とは言えない。
ライバルは、レイデオロ? リスグラシュー?
スタートは、やや出遅れ気味から先頭を主張、ブッチギリというわけでもなく平均スピードで淡々とレースが進む
2番手には、リスグラシュー?
む! この馬が前につくとは珍しい
スタートをよく見てみよう
キセキが、先頭を主張、キセキは、いつものように逃げに入る、すると、大外枠からスルスルとキセキの背後に取り付くリグラシュー
鞍上は、春競馬を席巻したと言っていい オーストラリアのプリンスことダミアン・レーン騎手騎手
マッチレース
キセキをマークする形で4コーナーに突入
ジリジリと後続を離しにかかるキセキ
追走するリスグラシューが、送れずについて行く
他の馬は、後方に置いてきぼり状態
2頭のマッチレース
少し遅れたキセキが、もう一度盛り返す場面もあったが、
リスグラシューが最後にキセキを突き放して優勝
キセキは、また 2位だった。
3位は、スワーヴリチャード
本命候補のレイデオロは、失速した。
ところでリスグラシューって前目にいる競馬してたっけ?
中断で抜けだす競馬だったような気がするのですが、もう一度、ビデオを見てみよう
スタート直後にキセキが、抜け出すのを見てレーン騎手は大外から一気にキセキの背後にとりつく
雨上がりの馬場、強い競馬をしているキセキを見て、差しでは、届かないことを瞬時に判断して2番めのポジションをキープ
他の馬は、キセキのペースに付いて行かなかったために差し馬は、最後の局面で脚をなくしていた。
キセキと川田騎手の「強い競馬」に一番注意をしてしかも実行できたのは、レーン騎手だけだった。
リスグラシューとレーン騎手の勝利は、スタートして1コーナー時点で決まっていたとレース後のビデオを見て感じる。
瞬時の判断力、危険察知能力、勝負勘
この3つを兼ね備えていたレーン騎手の勝利であろう。
先行馬は、勝てないのか?
G1レースで先行馬が買ったレースは、とても少ない。
古くは、サイレンススズカ
最近では、キタサンブラック
そのキタサンブラックでさえも先行レースで逃げ切ったのは3度だけ
それほど先行逃げ切りで勝つのは難しい。
しかも キセキは、半端なく強く根性のある馬なのは、誰もが知っている。
マークされるのは当たり前
そう考えるとマークされても月い話すキタサンブラックの強さが際立ちます。
凱旋門賞へ
キセキは、ダービーを制したロジャーバローズとともに凱旋門賞に挑戦することになった。
緑色の腹帯ジャージが1本のロジャーバローズ、緑2本線のキセキ
オーナー同士が知り合いで厩舎が一緒
キセキは、海外でも有名でアーモンドアイと激闘を繰り広げたジャパンカップのことを海外でも知られている。
今度こそ
G1に何度買っても、1回の凱旋門賞の勝利のほうがインパクトが大きい
パリのロンシャン競馬場でも
ブッチギリの先行逃げ切りを演じて欲しい
もちろん 鞍上は、川田騎手
川田騎手は、2017年の凱旋門賞でサトノダイヤモンドを援護するためサトノノブレスでラビット役で騎乗
残念な結果でしたが、今度は、そんな作戦などいらない。
キセキを信じて、ブッチギリの勝利を観たい。
日本馬そして日本人騎手で世界を驚かせて欲しい
凱旋門賞は、10月6日(日曜)
その日、本当のキセキが、覚醒する。
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