20分ぐらい 埃っぽい道を走りイラワジ河に向かう。
道の両側には小さなパゴダが林立する。
クルマから降りると湿気の含んだ風を感じられる。
少し肌寒い。
イラワジ河を右手に見ながら階段を上に登ってゆく。
「カンカンカン」と金属音が絶えまなく聞こえてきた。
突然 金色に輝くパゴダが目の前に姿を表した。
パゴダは右斜から夕日を浴びて光り輝いている。
このパゴダは「ローカナンダーパゴダ」という名前で1059年アノーヤター王によって建立されたそうである。
また今まで見てきたパゴダと違いこのパゴダは、現在もミャンマーの人々の信仰の対象になっています。
眼下にに見えるイラワジ河は既に灰色!
対岸には大きな太陽が沈んでゆくのが見える。
突風が吹いてくる。
「目 目が痛い」
風とともに砂が飛んでくる。
太陽が沈んでゆくと同時に急激に寒くなってきた。
振り返ると金色からオレンジに変わっているパゴダが見えた。
夢のような景色である。
これほど美しい夕刻を見た記憶はない。
こえが、黄金郷というものであろうか?
「あっ」と言う間に暗くなってきた。
再びクルマに乗り夕食に向かう。
「人形劇」を見ながらの夕食の予定
ここパガンではあやつり人形が有名らしい。
クルマから見えるパガンはすっかり暗くなっていた。
ところどころ明るい場所がある。
店が開いているようだ。
道路は漆黒の闇に包まれ、農作業の帰りであろうか 時々自転車にのった人々がやってくる。
道路わきに見えるパゴダのいくつかは電飾が施されている。
まるでクリスマスツリーのようだ。
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【ミャンマーの休日】 その21 タマリンドと大迫力の人形劇
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※この旅行記は、1998年に書かれたものです。
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