日本が沈没する
今の日本は、経済的に沈没しそうですが、小松左京が1964年(昭和39年)から9年がかりで完成させた大作である。
日本が沈没するという 想像を超えるテーマを当時の最先端の地球物理学を元にした小説である。
単なるSFではなく、「日本人が国を失い放浪の民族になったらどうなるのか」という大きなテーマを掲げている。
このあたりが、海外のパニック映画と違い、太い柱が通っている。
原作を元に1973年に映画化され 大ヒットを記録している。
テーマがテーマだけに映画だけでは収まらなかった部分を中心に翌年にTBS系でドラマ化された。
※当時のTBSは、凄いドラマをつくったものだと感心している。
ただし、昨今のYouTubeどころかTikTokレベルの短い動画歯科見ていない人にとっては、苦痛かもしれませんので止めておいたほうが良いと思います。
しかし、最近の学芸会レベルの役者と違い、きちんと演技ができる俳優、女優陣が素晴らしい。
映画版では、ヒロイン役が、いしだあゆみでしたが、こちらは、由美かおるになっている。
原作からすると 由美かおる のほうが適役と思う。
ネットも携帯電話もない時代 どうやって日本人を海外に移住させようとするのか 見どころである。
携帯電話というものがないだけで これだけ多くの行き違いやドラマが生まれるというのも面白い。
主人公の潜水艇操縦士の小野寺俊夫が乗ってるのがジープ(左ハンドル)
ヒロイン由美かおるは、第一回目だけ ポルシェ その後は、フェアレディ Z(初期型)に乗っている。
このように昭和の風景を楽しむのも昔のドラマの楽しみ方である。
日本が沈没するという大きな問題に田所博士という学者を信じて動く 役人とフィクサー
特に
「国民が第一と考える役人たちの志が凄い」
昨今の自分の保身ばかり考えている 御用学者や役人では、日本(日本人)は救えなかったであろう。
日本沈没を最初に唱えた 田所博士の
「科学者でいちばん大事なのは、直感とイマジネーション」
という言葉は重みがある。
勘の悪いやつは、科学者として何も発見できない。
それは、科学者だけではない、いろいろな仕事で直感は重要である。
「科学者でいちばん大事なのは、直感とイメジネーション」
という言葉は、コンピュータ屋を生業としている自分の座右の銘である。
閑話休題
物語は、日本の各地を災害が襲ってゆく ご当地シリーズで毎週 いくつかの場所がドラマの中心となって物語が進むのも興味深い
このあたりは、映画版ではできなかったストーリーである。
災害の起こる場所には、多くの人が住んでいてそれぞれの生活がある。
平和な日常がある日 一瞬で崩壊してゆく 物悲しさと人々の生き残る戦いが展開されてゆく
最後には、日本が沈んでゆくのですが、どうやって 生き残ってゆくか 最後まで目が離せないでしょう。
昔のドラマって 丁寧に作り上げ、役者も凄いし、金がかかってんなぁ と思います。
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一気に観るのは、難しいので毎週1話ずつ 楽しみましょう。