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日本のニュースに出てこないニュース

【速報 9/26】ラブロフ外相「特別軍事作戦は最後までやり遂げる」国連総会演説を徹底解説

🌐 第81回国連総会 一般討論演説(ジェネラル・ディベート)

ラブロフ外相・ゼレンスキー大統領・トランプ大統領ほか
戦争当事国とその関係国の演説を読み解く

2026年9月26日(現地時間・土曜日) ニューヨーク国連本部

🟢 2026年9月26日、ニューヨークの国連本部で開かれた第81回国連総会の一般討論演説に、ロシアのラブロフ外相が登壇しました。プーチン大統領は長年にわたり総会へ足を運んでおらず、外相が「ロシアの声」を代弁する形が続いています。

🟢 演説では、ウクライナ侵攻の継続方針に加え、ドイツと日本の安保理常任理事国入りへの強い反対、欧米への全面的な批判が語られました。本記事では、ラブロフ氏の主張、会場の空気、ゼレンスキー大統領をはじめ戦争に関わる各国の演説、そして欧米メディアの伝え方を、わかりやすく整理します。

この記事の3行まとめ

🟢 ラブロフ氏は特別軍事作戦(スペシャル・ミリタリー・オペレーション)を「最後までやり遂げる」と明言し、欧米が力と二重基準(ダブルスタンダード)で世界を不安定にしていると批判した。

🟢 演説の直前にドイツ外相と異例の会談。ラブロフ氏はドイツと日本の常任理事国入りに拒否権(ヴィートー)を使う構えを示し、日本の国連次席大使が反論した。

🟢 ゼレンスキー氏は9月23日の演説で「ロシアの収入は標的であり続けねばならない」と制裁の継続を訴え、プーチン氏を「患者ゼロ号」と呼んだ。

信頼度ラベルの見方

🟢 複数の信頼できる報道で確認できた事実 / 🟡 単一の情報源、または当事者(政府)の主張 / 🔵 筆者の分析・評価

ラブロフ外相は何を主張したのか

🟢 国連の公式ニュースによると、ラブロフ氏は西側諸国が「力と二重基準」で世界を不安定にしていると非難しました。そのうえでプーチン大統領の言葉を引き、単独の覇権国(ヘゲモン)による支配は暴走しており周囲にとって危険だ、と述べています。

論点 ラブロフ氏の主張 確認状況・補足
世界秩序 一極支配に代わり、公正な多極化(マルチポーラー)世界が生まれつつある。新興国・途上国は「主権を持つ発展の中心」として台頭している。 🟡 ロシア政府の世界観。ロシアはブリックス(新興国グループ)の一員と位置づけている。
ウクライナ戦争 特別軍事作戦の目的は達成される。欧州諸国はウクライナに武器を送り、和平交渉を妨害している。ニュルンベルク裁判から80年、EUはウクライナのナチズムを容認しロシア語を制限していると主張。 🟡 ロシア側の公式主張。侵攻は国連総会で圧倒的多数の加盟国から繰り返し非難されてきた(AP通信)。
米国との関係 2025年8月のアラスカ会談で終戦の合意ができたと認識しており、そこへ戻る用意がある。米国が欧州の安全保障の枠組みを壊したと批判。 🟡 ロシア側の認識。米国側の見解は演説内容からは確認できない。
ドイツと日本 安保理改革で両国に新たな常任理事国の席を与えるべきではない。「軍国化と復讐主義(リヴァンチズム)」の道を歩んでいると非難。拒否権を使う構えを明確にした。 🟢 国連ニュースとAP通信が一致して報道。米国は従来、両国とインドの常任理事国入りを支持している。
中東・中南米 米国によるベネズエラのマドゥロ大統領拘束、イランの最高指導者ハメネイ師の殺害を批判。ガザの和平案では平和が来ていないと指摘。ヨルダン川西岸の入植拡大でパレスチナ国家が不可能になると警告。キューバへの封鎖の解除も要求。 🟢 国連ニュースの要約による。個々の事実認定はロシア側の評価を含む。
新構想 ロシア、ベラルーシなどが、ユーラシア憲章(多様性と多極化に関する憲章)の策定作業を始める声明を採択したと発表。NATOは東南アジア・北東アジアにも手を伸ばしていると批判。 🟢 国連ニュースによる。構想の実効性は未知数。
AI・サイバー 国連サイバー犯罪条約を歓迎。AI(人工知能)では、中国が提唱する世界的な協力機関をロシアも支持。 🟢 国連ニュースによる。

🟢 演説後の記者会見でも強硬でした。ドイツ外相との会談については「新しいことは何も出てこなかった」と切り捨て、黒海で攻撃を受けた商船を1隻でも挙げてみろとドイツに迫っています。ライプツィヒ空港のドローン事件については「誰も犯行声明を出していないドローン」と述べ、ドイツが即座にロシアのせいにしたと反論しました(AP通信)。

🔵 平たく言えば、ラブロフ氏の話は「ウクライナ戦争はロシアの侵略ではなく、欧米が世界を支配しようとした結果だ」という物語を、中東やベネズエラの事例と一本の線でつなぐものです。聞き手として想定しているのは欧米よりも、どちらの陣営にも属したくない新興国・途上国(グローバル・サウス)だと読めます。

会場の雰囲気――空席のウクライナ席と、拒否権宣言への反論

🟢 AP通信の写真説明によれば、ラブロフ氏が演説している間、ウクライナ代表団の席は空席でした。ただし、その理由が抗議の退席なのか単なる不在なのかは、確認できた報道からは分かりません。

🟢 演説の直前、ラブロフ氏はドイツのヴァーデフール外相と会談しています。ドイツ側の要請によるもので、2022年の全面侵攻以降、初めての会談とみられます。ドイツ側は、ドイツや欧州、NATOに対する「危険なエスカレーション(緊張の拡大)の道」をやめるよう求めました。これに対しラブロフ氏は演説でドイツを名指しし、「ベルリンはこれが何をもたらすか理解しているのか」「第二次世界大戦の教訓を学ばなかったのか」と問いかけています。

🟡 ロシア外務省のザハロワ報道官は、個人のテレグラムで「数十人の外交官が握手をしに来て、ロシアに感謝した」と投稿しました。これはロシア側の発信であり、独立した確認は取れていません。

🟢 演説の最後には、日本の国連次席大使が反論に立ちました。日本は「平和を愛する国」であり、自由・民主主義・基本的人権が日本のあらゆる決定と行動の揺るぎない土台だと述べています(AP通信はミカナギ・トモヒロ氏と表記)。

🔵 拍手やざわめきといった細かな場内描写は、今回確認できた報道にはありませんでした。ここで確かに言えるのは、席の埋まり方や、演説後に誰が誰に反論するかという「見える動き」に、この戦争をめぐる世界の分断が表れていたことです。

ゼレンスキー大統領の演説――「ロシアの収入は標的だ」

🟢 ゼレンスキー氏は9月23日(水)、英語で総会に演説しました。中心にあったのは、ロシアの戦費を断つ経済圧力の継続です。「ロシアにより多くの金を渡す貿易は、この戦争により多くの時間を与える」と述べ、ロシアとの貿易の制限と、ロシアの収入を「燃やす」取り組みを続ける考えを示しました(AP通信)。

🟢 プーチン氏については、戦争が広がる出発点の「患者ゼロ号(ペイシェント・ゼロ)」と表現し、「止めなければならない」と訴えました。感染症で最初に感染した人を指す言葉を使い、戦争を広げる元凶だと位置づけた形です。また「私たちは死なないことを選ぶ。自分たちを守っているだけだ」とも語っています。

🟡 CNNの速報によると、ゼレンスキー氏は演説で、ロシア側で戦い捕虜となった北朝鮮兵2人を韓国に送ったことにも触れました。同日、キーウへの攻撃で少なくとも2人が亡くなったとも伝えられています。いずれも単一媒体の速報ベースです。

🟢 演説後の9月25日、ゼレンスキー氏は記者団に対し、トランプ大統領に中国の習近平氏へ働きかけるよう求めたと語りました。米国からはパトリオット防空システムの製造ライセンス供与の最終決定を得たとも述べています。米国は、米ロ・ウクライナ三者の技術協議(首脳抜き)を提案しており、開催地の案としてアラブ首長国連邦が挙がっています(AP通信)。

戦争に関わる他国の演説と発言

国・人物 日付 演説・発言の要点 確認状況
米国 トランプ大統領 9月22日 ウクライナ戦争の早期解決に期待を示した。先週署名した対ロシア制裁法(ロシア産の石油・ガスの主要輸入国5か国への最大100%の関税を可能にする内容)について「必要なら使う。殺し合いをやめる時だ」と語った。ただし発動はまだ。演説の中心はイラン戦争だった。 🟢 PBS(AP通信)
フランス マクロン大統領 9月22日 黒海でのエネルギー施設への攻撃と海上輸送への攻撃について、双方の「二重の一時停止(ダブル・モラトリアム)」を呼びかけた。 🟡 CNNの速報のみ
ドイツ ヴァーデフール外相 9月26日 ロシアの戦争は数百万人の命、ウクライナという国家と文化の存在、欧州の平和秩序を標的にしていると述べ、交渉による終結を促した。 🟢 AP通信
ロシア ラブロフ外相(安保理) 9月23日 恒久的な平和に向けて交渉する用意はあるが、戦争を「一時停止」はしない。停止は、ウクライナと支援国が武器を集める時間を稼ぐだけだと主張。 🟢 AP通信
日本 国連次席大使 9月26日 ラブロフ氏の「軍国化」批判に対し、日本は平和を愛する国だと反論。 🟢 AP通信

🟢 補足として、トランプ大統領はウクライナがロシアの製油所を攻撃していることに苛立ちを隠していません。先週にはエネルギー施設を互いに攻撃しないことで双方が合意したと主張しましたが、ロシアは西側のエネルギー制裁が先に解除されることが条件だとしており、実際には製油所やエネルギー施設への攻撃が続いています(AP通信)。

🔵 同じ戦争でも、話題の重みは国ごとに大きく違います。ウクライナと欧州は「圧力の継続」、ロシアは「多極化と欧米批判」、米国は「早く終わらせたい」が軸です。米国の演説の中心がイランに置かれていたことは、ウクライナ戦争が米国の外交日程の中で優先順位を下げつつあることを示唆します。

欧米メディアはどう報じたか

🟢 同じ演説でも、どこを見出しに立てるかは媒体ごとに違いました。今回確認できた報道を並べます。

媒体 対象 見出し・焦点 読みどころ
AP通信(PBSなどが配信) ラブロフ演説 「ドイツが求めた『危険なエスカレーション』の抑制を拒否」。独ロ外相会談、ドイツと日本への拒否権、日本の反論を前面に。 ザハロワ氏の「握手」投稿は『ロシアは強い存在感を誇示』の文脈で紹介。戦死傷者の推計と空爆の激化も併記し、ウクライナ席の空席の写真も掲載。
国連ニュース(国連の公式広報) ラブロフ演説 「新たなユーラシアの安全保障構造を呼びかけ」。中東、ベネズエラ、AIまで幅広く整理。 報道機関ではなく国連自身の広報。発言を淡々と要約し、評価は加えない。
CNN ゼレンスキー演説 「患者ゼロ号」を中心に、同日のキーウ攻撃や北朝鮮兵の捕虜にも言及。 首脳演説を日ごとの「主要場面」にまとめる速報形式。
AP通信・PBS トランプ演説 中心はイラン。ウクライナ戦争では「苛立ち」と制裁法の発動をめぐる姿勢を描写。事実確認記事も別途掲載。 演説の柱はイランで、ウクライナ戦争は一部として扱われる構成。
アル・クドゥス(パレスチナ系。欧米外・参考) ラブロフ演説 「多極化」が最も目立つテーマだと分析。 ロシアは戦争の争点を、ウクライナから国際秩序の再分配へ広げようとしていると読む。

🔵 比べると、AP通信は「ドイツ・日本との対立」という具体的な衝突を、国連ニュースは「ユーラシア構想」という長期的な構想を、それぞれ最初に置いています。どちらも事実ですが、何を先頭に置くかは編集判断です。読者としては、見出しだけで判断せず、複数の媒体を並べて読むことが大切です。

🟢 なお、本記事は確認できた報道のみを根拠としています。他の主要紙の個別記事は本文を確認できなかったため、掲載していません。

日本のメディアを排して読む――日本に向けられた言葉

🟢 本記事は、国連の公式発表と海外報道だけを情報源にしています。日本国内メディアの報道や論調は参照していません。国内報道の切り取りや見出しの付け方に左右されず、一次に近い情報から判断してもらうためです。

🟢 日本の読者にとって最も重要なのは、ラブロフ氏が日本を名指しで批判し、常任理事国入りに拒否権を使う構えを示したことです。安保理の常任理事国を増やすには国連憲章の改正が必要で、その批准には現在の常任理事国5か国すべての同意が欠かせません。ロシアの反対は、それ自体が大きな壁になります。

🔵 ロシアの立場は、第二次世界大戦の敗戦国に新たな特権を与えないという歴史論に立っています。ただし演説の同じ場面で、ロシアはブラジルとインドの常任理事国入りを支持し、アフリカの代表拡大にも賛成しました。つまり「改革そのものに反対」ではなく、「日独を外し、非欧米の新興国を入れる」という選別であり、多極化の主張と一体の戦術です。

まとめ――この演説をどう読むか

🔵 第一に、ロシアの戦争目的に変化は見られません。ラブロフ氏は「最後までやり遂げる」と語り、和平は米国との2025年8月の会談の枠組みに戻ることだとしました。一方、ゼレンスキー氏は制裁による収入遮断を求めており、両者の主張は大きく食い違ったままです。

🔵 第二に、外交の焦点は演説の外にあります。米国は三者の技術協議を提案していますが、日程は決まっていません。プーチン氏は再開に向けた提案は「テーブルにある」としつつ、慎重に検討すると述べています。またトランプ氏が署名した制裁法は、まだ発動されていません。

🔵 第三に、ウクライナの戦線は昨年から大きく動いておらず、ドローンやミサイルによる長距離攻撃の応酬が激しさを増しています。国連の演壇での言葉は、地上の膠着を変える力を持ちません。次の焦点は、制裁が実際に発動されるか、三者協議が開かれるか、そして日本とドイツの常任理事国問題がどう進むかです。

🟢 参考として、AP通信によれば、西側の分析では戦争開始以降にロシア兵の死者は50万人超と推計され、ウクライナ側の軍の死傷者は50万人超、うち死者は最大14万人とされています。両国とも公式の総数は公表していません。

参考にした主な情報源

・国連ニュース:ラブロフ外相の演説要約(2026年9月26日)

・PBS/AP通信:ラブロフ氏とドイツ外相の会談、演説と記者会見

・AP通信:ゼレンスキー大統領の国連演説(9月23日)

・PBS/AP通信:ゼレンスキー氏の訪米報告(9月25日)

・PBS/AP通信:トランプ大統領の国連演説(9月22日)

・CNN:国連総会2日目の主要場面(見出しと要旨のみ確認)

🔵 本記事は公開情報の整理と分析であり、演説の当事者の主張の正否を断定するものではありません。状況は日々変わるため、最新の報道もあわせてご確認ください。

  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと過ぎたの「元金融系システム屋」です。 現在は、社内SEのアルバイト件システム構築やってます。 シンガー 森口博子とアーティスト 中村中の大ファン

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